デュークＢＯＸ（日和見釣行記他魚編）

ＧａｓａｇａｓａＲｅｐｏｒｔ

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2002-06-30`(日)`	近所の谷戸 [PHOTO]
13:00-15:00	曇天	ザリガニ、小ブナ、オタマジャクシ、ドジョウ、ホトケドジョウ
スルメ仕掛け、タモ網
子供から「どっかに連れてって～」とせがまれ、今年になってまだやっていないザリガニ釣りに行くことにした。なんと昨日のテナガエビに続いて、やたらにエビに縁のある週末になってしまった。コンディションとしては、ここ数日間、雨が続いているので、近くにあるザリガニのポイントも活性があがっているハズと、途中でスルメの足を買って出かける。出発が遅れたので、現地に行くと大勢の家族連れが主だったポイントでザリガニを釣っている。ここは丘陵に挟まれた、ちょっとした谷戸になっている場所。バケツを見てみると、時期的な問題かサイズはやや小ぶりだが、子供の遊び相手としてはまあまあ。ところが小生たちのお気に入りのポイントはと見てみると、谷戸の細い流れが変わったのか干上がっている。ガガ～ン。とはいっても、人に頼んで割り込ませてもらうのは性に合わないので、あらたに別の場所を探すことにした。この辺になると娘のほうが嗅覚がスルドイらしく、ブッシュをかきわけ奥のほうのあやしいポイントを見つけて、さっそく一匹ザリガニをぶら下げてきた。そんなわけで、そこを攻めることにしたが、なにしろ足場が悪い。このところ雨続きだったので、足元はグチャグチャ。文字通り親子とも泥だらけになって攻める。そんなところは普通の人はやらないので、ザリガニがいっぱい溜まっている。ほとんど入れ食いで、大小２０匹ぐらい捕ったところで、切りがないので打ち止め、得意のガサガサに切り替えことにした。するとオタマジャクシとチビザリガニがいっぱい入る。ゲロゲロ～。他にはいないのだろうか？もう少し奥を探ってみると、なにやら魚が入っている気配、「ややっ」小ブナである。多摩川ではボカスカ捕れて面白くもない小ブナだが、このような谷戸の、いまにも干上がりそうな流れで捕れると、何やらとっても立派な魚のような気がしてくるから不思議だ。さらに、底の泥ごとガサ入れをすると、「やったー」本家ドジョウの中型をゲット。やはり泥んこ遊びの相手となると、このドジョウが筆頭だ！狭いエリアに溜まっていたらしく、数匹が入っている。「おや？」。見てみると何やらとっても小さなドジョウの稚魚のようなやつがいた。しかも見かけがちょっと妙、寸足らずで台湾ドジョウのような感じである。（家に帰って調べたら、ビックリ仰天。何と絶滅危惧種ホトケドジョウだった）なにぶん、すぐにも潰れてしまうような小さな生態系なので、遊んだあとは、家で飼うドジョウ一匹とホトケドジョウを残して、全てリリースした。また来年遊ぼうぜよ！それにしても谷戸の再生力には驚きである。

2002-06-29`(土)`	多摩川
11:30-14:00	曇	小バヤ、モツゴ、小ブナ、シマドジョウ、ヨシノボリ、アユ
四つ手網、
捕ってきたタモロコは相変わらず水槽の隅に隠れたままで、なかなか出てこない。しかも小ブナのほうも元気がまるでない。表面にアブクのようなものが付いており、このままでは病気になるなと思ったので、多摩川に再放流をすることにした。やはり水槽で飼うには、かなり小さなときから始めないとダメなようだ。そんなわけで、「小さな新人を探す」という目論見も含めて多摩川へ行く。このところ雨続きだったので、多摩川も多少活性化しているようだ。現場に着くとあちこちで小魚（オイカワ？）のライズが見られた。再放流のあと、いつものように四つ手網を入れてみると、ガバアッとモツゴとコブナが入る。どっちも小生の水槽の住人にはちょっと違うので、あれこれと他も探ってみる。捕れたのは小バヤ（今日はこれがやたらに多かった）にシマドジョウの子供。あまりにも細いので、クネクネしているうちに網の目から落ちてしまう。ほかには野池でヨシノボリの稚魚が捕れたが、これは先月の冠水時に流れ込んできた奴だろう。例によって「アユポイント」に入ったら、またもやアユが飛び込んできた。もったいないけれど、そのままリリース。旨くもないアユっていったい何なんだろう？そして、なぜか今日もオイカワが入らなかった。結局、かなりの雑っ魚をゲットしたものの、あらたな住人を見つけ出すことは出来なかった。残念。

2002-06-22`(土)`	多摩川
14:00-15:30	曇天	タモロコ、ヨシノボリ、小ブナ、シマドジョウ、アユ
四つ手網、
土曜日はあれこれと所用が重なったため、フィールド行きは諦めていたのだが、少し時間が出来たので間隙をぬって多摩川に行く。キンギョのコメット君が病気で昇天してしまったので、水槽も寂しくなってしまった。そんなわけであらたな住人のリクルート活動というのが、主たる目的である。川に行ってみると、水位は案の定というか、すっかり引いてしまっているので、本流筋の浅場周りから探ることにした。ツールはもちろん四つ手網である。瀬脇の巻いているあたりを探ると、なにやらクネクネしている小さい魚が…。おおっ、今年になって初めてのヨシノボリである。サイズから云うと当歳魚だ。よくぞ頑張ってここまで遡上してきたもんだ。あちこち探ってみるが、ヨシノボリはこれだけ。あとは当歳コブナとモツゴの稚魚だけなので、場所を移動。先週に行った細流の様子を見てみることにした。行くと、ここも水がない。あれだけ居たオイカワの姿もない。ガサガサ回りを探っても当歳コブナばっかし。たまにシマドジョウが入るだけ。さらに移動して、先日アユを一杯捕ったポイントへ行く。ここの水位は下がっていないが、水が濁っている。あんまり捕れそうにないので、手短にやろうと思ったら、今回もバタバタとアユが入る（流れに置いておくだけのずさんなやり方）。大きいのは１５センチもある。今年のアユの数はすごい～。とはいえ「喰えない鮎」には興味なし。すべてリリース。今日はなぜかオイカワが入らなかったが、しばし待っていると、ようやくタモロコが網に突入。サイズも結構よくて１０センチぐらいある。いつも釣ったり捕ったりしているのはセコいサイズばかりだったので、嬉しくなって「これはキープすべし」と持ち帰ることにした。

2002-06-15`(土)`	多摩川 [PHOTO]
08:30-09:30	曇天	タモロコ、モツゴ、小ブナ、ナマズ
四つ手網、
火曜から金曜まで出張だったのでヘトヘト。土曜は動きが取れないと思いきや、Ｗ杯サッカーの怒濤が響いたという訳ではないだろうが、未明に雷鳴と豪雨となった。このところ渇水気味で、多摩川の活性が落ちていたこともあって、これは行くしかなかろうと「四つ手網」をひっさげ、重い足取りで多摩川に行く。霧雨混じりのなか、多摩川土手に行ってみると、かなりの濁流。しかも流れが速い。ただし水位は１０センチＵＰぐらいなので、河原が氾濫するという感じではない。とはいっても釣りはほとんど出来そうもない。こんな時こそガサガサである。水位が上がっている分、にわかにガサガサが出来ている。さすがに本流筋では、四つ手網が止まりそうにないので、前回と同様に並行して流れる細流を攻めることにする。とはいえ流れが急で、しかも濁流なので底が取れない。細流とはいえ、えぐれている深みもあり、もし知らない場所だったら、渡河はちょっと怖い。さすがに急流を避けて、ガサガサ内に雑っ魚が非難しているので、下流に四つ手網を仕掛けてガサ入れすると、ごっちゃりと入る。濁っている分、彼等からも警戒がされないというメリットもある。今日は当歳の小鮒がやたらに捕れた。多摩川の再生産力に感謝。ほかにもモツゴやモロコがどんどん入る。とはいえ今日の狙いはこれらの雑っ魚だけではない。順繰りにガサ入れしていくと、引き上げる四つ手網にすごい重み。ビタビタと跳ねる大ナマズである。「やった～」、じつは今日の狙いは、このナマズだったのである。計ってみると５１センチもある。眠い目と重い足取りで行ったが、大いに満足し、疲れも吹っ飛んだ。やっぱりガサガサは雨後が一番良いとあらためて感じた。

2002-06-07`(金)`	多摩川 [PHOTO]
09:00-10:30	晴れ	オイカワ、アユ、本モロコ、タモロコ、モツゴ、シマドジョウ、アブラハヤ、小ブナ、コイ稚魚
四つ手網、
今日は何故か会社が休み。このところの連日、Ｗ杯観戦で疲れている？こともあり、大寝坊してしまった。ドピーカンということで、またもや多摩川ガサガサに行くことにする。前回はタモ網での追っかけで案配がよくなかったので、秘密兵器を購入することとなった。それは「四つ手網」。水温も上がって魚の活性があがる一方、昨年にくらべて水辺のガサガサが少ない。こういうこともあって、トラディショナルなタモによるガサ入れは出来ず、オープンウォータでの追っかけは、どうにも効率が悪い。水量が少ないので、四つ手網が活躍しそうな浅場が多くなったこともあり、今回購入に至った。四つ手網の使い方は、子供の時に死ぬほどやったので身に染みついている。前回、確認していたポイントに網を入れ、バシャバシャと魚を追い込むと、「あらまー」ゴッソリとタモロコ、モツゴ、アブラハヤが入っている。これはスゴイ！ところが、狙いのオイカワはさすがに素早く、網を察知して実に巧妙にすり抜けていく。そうなるとこっちも悪知恵を出して、うまく追い込めるようにセッティングする。たしかに四つ手網は数名でやって、持ち上げる人と追い込む人と分けてやらないと効率が悪いのだが、追い込む角度を工夫してそれでも何匹か１０センチ以上の大物をゲット！まさか、この歳になって、四つ手網をもって魚を追っかけるとは思わなかったが。この遊びは実に楽しい。おまけに数匹のアユまで網に入った（内緒）。このところ、どこか達成感がないガサガサを続けていたが、久々に溜飲を下げた。

2002-06-01`(土)`	多摩川
12:00-15:30	晴れ	小バヤ・小ブナ他
タモ網、
このところ、週末は雨にたたられていたが、月が変わって今週は見事に晴れた。Ｗ杯のＴＶ観戦もあるので、昼過ぎの空いた時間帯を利用して、娘と多摩川にガサ入れに行くことにした。ところが、川に行ってみてビックリ。水かさはすっかり減っていて、水辺のガサガサはおろか、河原に点在しているはずの野池もほとんど干上がっている。前回ナマズやコイを追いかけた野池は跡形もないのでガックリ。浅瀬には５～１０センチくらいのオイカワやハヤがいっぱい泳いでいるのだが、オープンウォータでは勝ち目がない。追いかけまわしていたら、前回のコイでヘタっていたタモ柄がとうとうブレイク。水量も減ってきているので、四つ手網を使ったほうがはるかに効率的な場所がいっぱい出来ている。タモ網だけでは芸もないので、四つ手網を買うことにしよう。今回、それでもゲットできたのはハヤっ子とちいちゃなコブナのみ。水温が上がるにしたがって彼らの動きも俊敏化しており、どうにも効率が悪い。はやくガサガサポイントを探したいところであるが、殆ど無いうえ、たまにあっても魚が入っていない。今日もガサガサ人を数名発見したので、けっこう場荒れしている感じ。ガサガサも有名になってきたのは心強いが、やっぱ都会の河川では厳しいものがあるのかもしれない。こんど行くときはもう少し早めに行くことにしよう。

2002-05-19`(日)`	多摩川
09:30-11:30	晴れ	コイ・ヘラブナ・小ブナ他
タモ網、
またもや金曜から土曜朝にかけて雨が降ったので、これは釣りよりガサガサが良いはず、と多摩川に出かけた。今回は娘は行かず一人。どうも子連れだと本流筋や深場が近いエリアには行けないので、今日はちょっと違う場所も狙うつもり。川に行ってみると案の定、増水していた。そんな感じなので水辺のガサガサが増えている。ところがガサ入れしても「にわかに出来たガサガサ」なので、すべからくスカ。たまに入るのは、例のちっこい何かの稚魚と、二センチぐらいの生まれたばかりの小ブナだけ。仕方が無いので先週行ったポイントへ。水位も１０センチ以上増えており、水たまりが被って、河原が浅瀬になっている。ところどころにある深場には尺上ヘラブナや６０センチ以上のコイがたむろしている。もちろんそんなに簡単にはつかまってくれないので、あちこち水びだしで駆け回ることになる。夢中になってやって、こんなデカブツを十匹以上もゲットしたところで、とうとうタモがヘタってしまった。ふと気がつくと水の中に丸太のような黒っぽい棒がある。長さは７０センチぐらい。タモをいれると、これがヘラヘラ逃げ出す。怪しい奴とばかりに追いかけると、いきなりジャンプ。なんと大ナマズである。「これは晩のオカズに頂き」とキアイを入れて追いかけるが、意外とすばしっこいうえ、口径が３０センチしかないヘタったタモではなかなか入らない。そうこう追いかけまわしているうちに、一帯の水が濁ってしまい、敵を追い詰めることが出来なくなってしまった。時間もなかったので、本日のところはそれでおしまいとなった。ウ～ン。。。かえすがえす残念なことをした。

2002-05-12`(日)`	多摩川 [PHOTO]
15:00-17:00	晴れ	ヘラブナ・雑っ魚の稚魚
タモ網、
土曜日も多摩川に行ったものの、金曜の雨によってかなりの増水。そんなわけで、あんまり釣りには行く気もなかったのですが、天気も回復してきたのでガサガサならば面白いかもと、娘と一緒に散歩がてらタモ網を担いで出かけました。酷使に絶えかね、ママチャリが壊れてしまっているので、ポコポコ歩いて多摩川河畔へ。普段はチャリでさっと行くところも、歩きとなるとけっこう運動になる。行ってみると天気もいいので河原には大勢の人が出ている。水のほうは昨日よりも減って濁りも無くなっている。昨年の台風以来、小生の家から近いガサガサポイントがほとんど無くなってしまったので、ちょっと歩いて、先日ガサ入れでコイをゲットした場所に行く。水位はそのときほどないが、至るところに水たまりがある。そっと見て見ると「いるいる」。尺前後のヘラブナが水たまりに取り残されている。コツを教えて魚の捕り方を娘に教えてあげる。始めのほうは追っかけまわして失敗ばかりしていたが、だんだんとコツをつかんだらしく。十匹以上いたヘラブナをみなゲット。この水たまりもやがて干上がってしまうので、魚はみな本流へリリースしてあげた。水たまりの中に、他にも雑っ魚が紛れ込んでいるかもと目をこらすが、ヨシノボリ君やタモロコ軍団は要領良く脱出したようだ。ヘラブナばかり取り残されているのは何故だろう。もしかしたら、あんまりカシコイ魚ではないのかもしれない。本流筋の浅瀬には、なにかの雑っ魚の稚魚がスクーリングしている。めぼしいあたりをタモでしゃくると何匹も入っている。あんまりにも小さい（一センチ強）ので、モツゴかモロコかはたまたオイカワかは分からない。娘が育ててみたいというので、取りあえず数匹をブクバケツにいれて家に持ち帰ってみることにした。

2002-03-30`(土)`	多摩川
13:00-15:00	晴れ	コイ
タモ網、
三寒四温のトラップにかかり風邪気味であったのだが、春休みになってヒマをもてあましている娘にせがまれて、じつに二ヶ月ぶりのガサガサに出かける。前日の雨空から一転、小春日和の陽気。春になって、ヨシノボリやマルタウグイなどの遡上もはじまって、ガサガサ面では楽しみが増えた。いよいよガサガサのシーズンインである。ガサ入れ場は子供と一緒なので、本流は避けて細流回りを探ることにした。ところが現地に行ってみてビックリ。増水して馴染みのポイントが中州になっている。おそらくは雨の影響で堰を一部開けたのだろう。もしかしたら農業用水用に放水量を増やしたのかもしれない。中州と岸との間には膝くらいの浅い水路が幅３０～４０ｍ出来ているので、子供をおぶって中州に渡る。もちろん未だ短パンスタイルには時期が早いのでウェーダーを着用している。中州には格好の砂場があって娘はそっちに夢中。そんなわけで新しく出来た浅い水路にガサ入れすることにした。ところがどこをガサ入れしてもヨシノボリはおろかモツゴ・タモロコの類も入らない。唯一入ったのはヤゴ。体調のこともあってやる気も失せたので、子供と砂山作りをすることになった。とはいえ、このまま帰ってしまうのはあんまりということで、この水路をビシバシ遡上しているコイを狙うことに。この水路は昨年の台風時期に尺上「巨ベラ」をゲットしたことがあったが、川の王者コイとなると話が違う。だいたいガサガサのタモが口径で３０センチぐらいしかないのに、テキは５０～６０センチ。サイズが違いすぎる。なかには７０近いのが水深にして２０～３０センチのところを遡上していく。魚体の上が潜水艦のように水面上に飛び出しているので、発見は容易だがタモをかぶせきれないうえ、動きも相当に俊敏なので近づくとあっという間に逃げ去ってしまう。娘の前で何も採れないパパ、というレッテルは貼られたくないので、キアイを入れてみることにした。よく見ていると、広い水路の中でもコイが遡上していくラインがいくつかあることが分かった。（魚雷のように突進遡上していくため分かる）そこでライン脇に「石」になって待ち伏せする作戦に変更。このやり方はタモをかぶせる瞬間まで「気」を発さないことが秘訣(笑)である。これが奏効してようやく５０ＵＰのコイを一匹ゲット。雲が出てきて肌寒くなったので、このあたりが頃合と帰ることにした。それにしてもコイのガサ入れは大変だ。

2002-01-12`(土)`	多摩川
11:00-12:00	晴れ	スジエビ、タモロコ、コイ
タモ網、
新年早々捕ってきたスジエビ三匹があっという間に全滅。これは「アクアＢＯＸ」にもＵＰしたが、これでは水底の掃除係がいなくなってしまい甚だ宜しくない。そんなわけで、スジエビを補充しにタモを持って多摩川へ行くことになった。いつもの野池ばかりでは面白みがないので、今日は比較的暖かく天気も良いので本流筋のガサ入れをすることにした。そうは云っても、もちろん半ズボンではなくウェーダーである。雨のない時期なので水位はさらに低くなっている。そのうえ、昨年の洪水で流された水辺のガサガサ水生植物群は、冬と云うこともあって繁茂はしていない。従って水辺でガサガサなどやれるような状況ではないので、水底の石や護岸石や障害物周りを探っていくことにした。ポツリポツリとタモロコが捕れる。この時期のポイントは、やはり水がガンガン流れている場所の岩陰と、伏流水が湧き出している浅場。中途半端な場所や止水ではほとんど網に入らない。それにしても捕れるのはモツゴではなく、タモロコばかりというのは如何なものだろう？関西人のタモロコの方が冬の多摩川ではメジャーのようだ。伏流水の流れ込んでいるワンドに草ガメ発見。水が澄んでいるので敵からも、こちいが丸見えなので、慌てて逃げている。ウェーダーギリギリの深さだったので、本能のおもむくまま追ったところ、水底が柔らかく目測よりも十センチほど足が潜ってしまった。ということでウェーダーの上から水がドドッと浸水！「ヒェ～」。冷たいという感じではないがこれはたまらない。やっぱりウェストハイウェーダーを購入すべきだったろうか？？ウェーダーを脱いで逆さまにすると水がジャーッとこぼれ出る。情けない限り。こんな状況なので退散しようとも思ったが、少なくてもスジエビだけ捕まえなくてはと「野池」に移動。前回からさらに水が減っていた。アオコが発生してスジエビもほとんど居なくなっている。それでも何とか三匹だけゲットしたのでブクバケツに入れて持ち帰ることにする。こんなコンディションでも生きながらえている個体なので水槽でも大丈夫だろう。水位が減って気になったのは、前回救出したコイの片割れ。ちょっと遠かったが件の水溜まりまで足を伸ばしてみると、やはり水位が減っていて、背鰭が出ている状態でやっぱり居た！タモで掬ってみると、あらら尾ビレの半分が無くなっていた。おそらくカラスかカワウにやられたのだろう。ここにいては死ぬだけなので、干上がりそうもない大きな池の方にもっていって逃がしてやった。うまいぐあいに回復すると良いのだが…。これで取り敢えず長期連休の釣り＆ガサガサは終了。仕事始めになっても連日竿やタモをもって出かけていく小生に「あ～ら、あそこの旦那さん会社をリストラされたのじゃないかしら～？」などという、時節柄笑えない妙な憶測が飛び交い始めているらしいので、そろそろ潮時だろう(笑)。

2002-01-03`(木)`	多摩川
13:00-14:00	晴れ	スジエビ、タモロコ、コイ
タモ網、
帰国まで一番心配だったのは水槽の小魚たち。帰ってきて真っ先に確認をしたらコメットとヨシノボリ二匹はちゃんと元気に居る。一安心。でもしばらく考えてみると何故か水槽の中がサッパリしている？？そこで気がついたのは三匹いたスジエビが消えていることと、三匹いたシマドジョウが大きいやる一匹になっているということ。水温が行く前から下がっている（１７→１５℃）ので、もしかしたら石の下に潜り込んだと調べてみるがどこにもいない。水槽の外に飛び出している痕跡もないので、おそらく、テトラウィークエンドスティックを食べきったキンギョや、ヨシノボリ軍団にやられてしまったのだろう。合掌。そんなわけで水槽も寒々としているので、スジエビの補充に新年帰国早々に多摩川にガサガサに行くことになった。まさか正月の三日からガサガサを始めるとは思わなかった(笑)。本流筋ではこの時期ポイントを絞りづらいので、多摩川の河原にある野池に残っているスジエビを狙うことにする。初めに水温をチェックすると１３℃。意外と下がっていない。体感温度から感じると１０℃ぐらいかなと思ったが。低水温のため水は澄みきっている。目をこらすと小魚が岩陰にたむろしている。タモを入れるとテキの動きが鈍いせいか、秋までは逃げられまくっていたタモロコ軍団も簡単に入ってしまう。なるほど冬のガサガサはこういう点では効率的ではあるな～と感心。スジエビがいる場所は知っているので、そこにタモを入れたらいきなり２０～３０匹入ってしまった。というわけで一すくいでスジエビ捕獲は終了。なかから元気そうなのを５匹ピックアップしてブクバケツにいれる。中層も寂しいのでタモロコも３匹ばかり持っていくことにした。雲が出て日が陰っているので、それにしても寒い。風もあるので河原では凧揚げしている元気な子供たちはいるが、タモをもってうろついているオッサンは一人だけ。数日前まで常夏のハワイのビーチで熱帯魚と遊んでいた小生。「何でこんな寒い河原でこんなことやってるんだ」とブツブツ口の中で文句を云う。とはいえポイントのチェックもしたいので、河原を移動し幾つかの野池の様子も見ることにした。伏流水の水位は更に下がっているようで、今までつながっていた野池も分断され始めている。それでも幾つかの野池では健気に泳ぐ魚影は確認できた。途中、畳二枚ぐらいの水たまりになってしまった野池の底（１０センチ程度）を覗くと、二つの沈木と思いきや５０センチぐらいの中ゴイが凍えている。タモを入れたら一匹は逃げてしまったが、低水温のせいか一匹は簡単に捕まえられた。ガサガサでこんな大きいコイを捕ったのは初めてである。このままだと絶命間近なので、タモに入れたままセッセと河原を歩いて大きい野池に再放流。元気に春を迎えて欲しいものだ。

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