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| 2003/06/08(日) | 多摩川野池 | |
| 17:00-18:30 | 晴天 | ナマズ稚魚、シマドジョウ、ドジョウ、ウキゴリ稚魚、コブナ、オイカワ稚魚、ザリガニ、カニ、ヤゴ |
| 四つ手網、タモ網 | ||
| 体調が回復途上でもあり、あまり外に出かけるキアイはなかったのだが、水槽のメンツ（メダカとスジエビ）を眺めていて、「飽きてきたから、そろそろ入れ替えるか〜」と思い、メダカを再放流がてら多摩川でガサ入れをすることになった。 一週前に大ナマズを逃した野池（氾濫原）の様子も気になったこともあり、先ずはそこに行ってみる。…と、あれほどあった野池が、影も形もなくなっている。干からび切った河原になっている。水勢で倒された雑草の根本にはコイの白骨体がいくつも横たわっていて、なかなか凄惨な状況である。 もう少し早くここに来れば、こやつらを救えたのに、と思うと悲しくなる。スケールは小さいが、これも自然の淘汰というやつか。大ナマズを逃した場所は、一カ所凹になっていいるので、まだ水は残っているはずと行ってみる。たしかに残ってはいたが、５０センチ四方に満たないような、ちっこい水たまりしかない。しかも水面にはアオコが繁茂しつつあり、まさに死に絶えようとしていた。 「こうなると魚などは残っていないだろう」とは思ったが、いちおうガサ入れをしてみることに。もちろん四つ手網などは入る猶予もないので、タモ網でさらう。やってみると、泥だらけのタモ網の中に、なんとウジャッと雑っ魚が入っている。驚いて見てみると、おびただしいオイカワ稚魚に交じって、成魚稚魚含めドジョウが山盛り入っている。シマドジョウが大多数だが、普通のドジョウもたくさん居る。 この水たまりは終わろうとしているので、とにかくここに残っている雑っ魚は本流に戻そうと、幾度かタモ網ですくう。だんだん生活圏が狭められ、よほどの密度で固まっていたのだろう。次から次へと雑っ魚が入る。このままでは皆全滅となってしまうので、取りあえずはと、ブクバケツにどんどん放りこむ。 しばらくするうちに入らなくなったので、泥水のブクバケツを川まで持っていき、金魚用ネットで少しずつ掬いながら本流に放していく。ドジョウ類とオイカワ稚魚が圧倒的多数だが、なかにはウキゴリ稚魚、コブナあるいはザリガニ、カニ、ヤゴなど面白いものが入っている。あの水たまりには大変多様な生態系が出来ていたらしい。そして更にはオタマジャクシも…？、…が、どうも様子が違う。 よく見てみると、このオタマにはヒゲがある。「ええっ？」なんとナマズ君ベビーだった。サイズにして３〜４センチ。大ナマズは逃し、それもたぶん干からびて死んでしまったのだが…。自然の営みは新たな命を残したということか。チビナマズを見ているうちに「輪廻」という言葉を思い出してしまった。チビナマズを眺めているうちに、何となく感慨が溢れてきたので、こいつはしばし家で飼おうということで、持ち帰ることにした。 | ||
| 2003/06/01(日) | 多摩川野池 | |
| 17:00-18:30 | 晴天 | コイ、ヘラブナ、オイカワ、モツゴ |
| 四つ手網、タモ網 | ||
| 季節外れの台風の接近で、大雨となった週末。日韓サッカーでフラストレーションのたまる試合運びを見て、それも負けてしまったので、まったく動く気が起きなかったが、それでも日曜の夕方には日が差しはじめたので、キアイを入れ直し増水後の野池パターンのガサ入れに出向くことにした。狙いはナマズにウナギ、あるいは珍しい雑っ魚である。 本流は濁った水が渦巻いているが、ポイントはそこではなく、増水で冠水している河原である。水位も高からず低からず、まあまあである。ただ、驚いたのは草むらの規模。一昨年の大増水で、文字通り根こそぎ河原の植物がやられて、ハゲ河原になってガサガサに苦戦したのがウソのように一面びっしり雑草が茂っている。そのなかを本流から溢れた水がとうとうと流れている。 ガサガサ男としては嬉しい限りだが、おかげで四つ手網が入るような「オープンスペース」がほとんど見当たらない。これには参った。それでもいくつかめぼしい場所を見つけて四つ手網を仕掛けて、水びだしの草むらをバシャバシャ駆け回り、四つ手網に追い込むワークを実施。本人はマジだが、いい大人がと思うと、いつもながら笑える光景である。 ふと四つ手網を見ると「ドンッ」と揺れている。「しめたっ」大物が入った印である。あわてて駆け寄り、上げてみるとなんと巨大なナマズッ。しかも尺ベラも入っている。「やりいーっ」と叫ぶが、その途端に竹の棒が外れる。落ちるナマズにタモ網を当てて止めようとするが、こんなときに限ってタモ網が綺麗に開かない。あわれナマズはタモ網の上でワンバウンドして「ドッボーン」と水の中。「ガガーン！…」全身から力が抜けていく。 ナマズは６０センチは軽くあった。通常はこれだけなら四つ手網は抜けないハズなのだが、同時に尺ベラが入ったので、重みに耐えきれず棒が抜けてしまったのだろう。押さえのタモ網もヘタっていて肝心のときに用をなさない。アクシデントが重なったとはいえ、やはり「気分の悪いときは余計なことはしない。しても結果が出ない。」という、格好のサンプルとなってしまった。○△×〜 | ||
| 2003/04/06(日) | 多摩川＆野池 | |
| 11:00-12:30 | 晴天・西強風 | ＢＯＺ |
| 四つ手網、タモ網 | ||
| 時節柄、土曜は春の大嵐。一夜あけて日曜はドピーカンとなったので、小生の一種の定型的行動パターンである「雨後のガサ入れ」に出向くことになった。晴天とはいえ、土手に立っていると、倒れそうになるような、ものすごい西風。これではなかなか釣りにはならないだろう。 やはり今日の狙い目は、増水のため冠水している河原でのガサ入れ。本流が溢れると、急造の浅場にも、濁流を避けて魚たちが待避してくる。コイなど大物から雑っ魚まで多種多様。中でもお目当ては当歳ヨシノボリとうまくすればナマズ君である。ガサガサポイントに行ってみると案の定冠水している。…が、期待より少々水位が低いのでガッカリ。 本流筋はかなりの濁流になっているが、冠水したところは伏流水が大量にわき出していて、水はおそろしく澄んでいる。目をこらすと遙か先の水底まで見渡せる。コイとヘラブナは３０〜５０センチ級が、かなり待避してきているものの、肝心の雑っ魚は姿形が見えない。ガサ入れをやってみると、やはり期待の雑っ魚軍団はやや貧弱。オイカワの稚魚ばかり。たまにコイが入ってしまい閉口する。いろいろと探った末、一見しょうもない水溜まりで、ようやっとメダカをゲットすることが出来た。この魚はさすが強い。二大天敵であるサンフィッシュ軍団と三面護岸さえなけれが、かなりのタフ環境でも繁殖できるような感じだ。 本流筋も流れが速く危ないうえ、濁りがかなり入っているので深さの見当がつかない。場所によっては水辺からいきなり１ｍぐらい深くなっているところもあり、こんな日はくれぐれも注意してもらいたい。浅場を探して少々あたってみたが、ここでもチビオイカワ軍団。面白いことに、流れが当たっているところは良く入り、隠れ家として絶好と思われる場所でも、流れがないところには魚がまったく居ない。濁流は避けながらも、あんまり流れから離れたくもない（取り残されを危惧？）という雑っ魚の気持ちが分かったような気がした。。 | ||
| 2003/02/23(日) | 多摩川野池 | |
| 15:30-17:00 | 曇天 | ＢＯＺ |
| お魚キラー | ||
| 相変わらず寒空が続いている。今日もいまにも降り出しような厚い雲が低く垂れ込めている。このような日は、家の中でヌクヌクしているのが一番だが、釣行予定をリビューしてみると、何と今月はまだ一回しかフィールドに行っていないことが発覚。念のために過去の記録を見ても、昨年、一昨年と二月の出陣回数は「二回」というのが実績。そして今日を逃すともう土日は無いということで、渋々と川に行くことにした。 日が射さず、かなり気温が低いので、容易に喰い渋りが予測される。そんなわけで魚釣りは諦めて、またもやガサガサにすることにした。水槽のドジョウが昇天してしまったので、それに代わる雑っ魚を確保しなければならない。とはいえ、なにも目新しいことをしないのはつまらないので、今回はいつもの四つ手網は持たずに「お魚キラー」を携えて行くことにした。魚たちは深場にいるので、そこを狙ってみようという腹である。 ポイントとしてはやはり障害物周り、ということでテトラ穴を先ず攻めることにした。水位が減っているのでなかなかいい場所がない。手始めに、昨年の夏にオイカワやヒゴイを釣った場所に行ったが、流れが変わっていてボサーッとした水たまりになっていた。当然のごとく生体反応は無し。こうしてポイントが潰れてしまうのが多摩川での悩みである。 仕方がないので、いつもよりずーっと下流のテトラ地帯に行ってみる。ここはまあまあの水量。「しめしめ」とばかり、お魚キラーにイカ切身とスイミー団子を入れて、めぼしそうなテトラ穴に落として仕掛ける。水深は１ｍぐらいの場所である。 寒風の中、まつこと十五分。あげてみたら何にもいない。パーペキにスカである。おとすテトラ穴を変えてみたが、結果はおんなじ。寂しくカゴだけが上がってくる。これでは駄目だと場所替え。チャリで移動しながら、本流筋の、これとおぼしきポイントをポツポツ攻めてみるが、いずれも不発。モツゴ一匹すらかからない。 最後の手段とばかりに野池に行くことにした。ここを避けていたのはモツゴばかり掛かるからだが、いまさらそうも言っていられない。ところがここでも全くスカ。カラのお魚キラーが寂しく上がってきた。水温計は忘れたが、循環していない野池は、本流よりも水温は低いはず。ここで捕れない理由がはたと閃いた。 考えてみれば、これだけ寒ければ魚はいくら居ても動かない。お魚キラーは魚を寄せて捕まえるものなので、低水温下で魚が動かなければ、釣り同様に成果はないということだ。そんな当たり前のことも、こうしてやってみなければ気が付かないのだから、まあ、かなり間抜けな話である。いずれにしても無駄な時間を費やしてしまった。 | ||
| 2003/02/09(日) | 多摩川野池 | |
| 13:30-15:00 | 晴 | オイカワ、ドジョウ、タモロコ、モツゴ、ヨシノボリ、尺ベラ、 |
| 四つ手網、タモ網 | ||
| 二月に入り寒い日が続いていたが、珍しく南風が吹き込み気温が上昇。小物釣りでも良かったのだが、我がアクアリウムの模様替えでもしようかと、本年はじめてのガサガサ行になった。 夜半から朝にかけて、この時期としてはまとまった雨が降ったあとので、魚の活性も少しは上がっているはずと多摩川に行ってみる。本流は水位がやや増す程度だが、深場に魚は落ちているので、この時期ではガサガサは厳しい。やるとすればテトラなど障害物回りの深場をお魚キラーで攻めることぐらいだろう。来月になればウキゴリなど雑っ魚の遡上が始まるので、本流筋はもう少し賑やかになるかもしれない。 そんなわけで、今日は河原に点在する野池を攻めることにした。雨のため水位が増えているのは有り難いが、温度が低かったのか益々透明度が増している。澄んでいる池はパスして、濁っているところを中心に攻めた。 エサが不足する冬季、しかも渡り鳥など捕食者が増えていることなどを考えると、野池の環境は結構厳しい。一ヶ月前に比べると格段に個体数は減っている。春が待ち遠しい。あんまりムキになって捕まえるのもアホらしく、いつものように河原でウィスキー紅茶割りをつくり暖をとる。まあ、これだけで河原に出て良かったと感じるひとときである。 とは云え、水槽のネタはしぶとくゲットした。とくに多摩川では二年ぶりに「ドジョウ」を捕まえたことが嬉しい。石底の多い多摩川ではシマドジョウが非常に多く、ガサ入れしてもそればかりだった。今回ゲットしたドジョウは全長１２センチもあって、小生のアクアリウムには少々大き過ぎるが、楽しそうなのでオイカワなどと一緒に、取敢えず持ちかえることにした。 | ||
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