★川崎ホームレス 今年は７０回目のメーデーだったそうですが、失業率も本家アメリカを上回る４．８％とかで、雇用確保一色という雰囲気だった様子。今までのお祭りスタイルのメーデーとは違い、行く人達の顔色も心なしか固かった様に思えました。 ちょっと話しは悪い方に飛躍しますが、多摩川の下流域で釣りをしていると、良く見かけるのがホームレスのオジサン達。聞くところによりますと川崎市で集計しましたホームレス(市では野外生活者という呼称だそうですが)の数は約７５０人。これは大阪・東京に続くレベルで名古屋市とほぼ同等だそうです。ちなみに横浜市は４４０人で五位です。（注：彼らは求職活動してないため失業率の算定には入りません） この付近が彼らにとって特段に住みやすいと地域とは思えませんが、もともと建設工事はなやかなりしころの日雇い大募集場所が川崎にあったのと、横浜の港湾労役日雇いというきっかけに加え川崎市が彼らに比較的寛大であることから、周辺に集まって来ているものと推測されます。川崎市は鉄鋼などの重工業からハイテク産業まで、いわゆる製造業でもってきましたから、産業経済が右肩上がりのときは良かったのですが、鉄鋼不況から始まり、大型自動車さらには最近のハイテク不況で、市の財政はもうガタガタという感じでしょう。 かっての好況期は公害／ギャンブル／風俗産業のイメージでしたが、今はホームレスということで、どうも川崎というイメージは、どの時期でも、何かしら人間社会の暗部を感じさせるところがありますね。そうはいうものの、小生めにとりまして川埼は、社会人のスタートをここで始め、そうして今もまた住んでおりますように、ただならぬ縁のある街です。早く日本経済再生の処方箋が見つかり、元気な川埼に戻ってもらいたいものですが…。