Vol.22
■■■■■■■■ デュークＢＯＸ メールマガジン ■■■■■■■■
An Old Angler's Mail Magazine for River-Seabass and Carp
■■■■■■■日和見アングラーのエッセイと釣り情報■■■■■■■
================================================================
発行 99/03/05 Vol.22
================================================================
TOPICS
1)オオナマズ考
2)日和見文言
3)ＨＰ更新情報
4)週末情報
5)風説独断釣り場情報
6)釣行予定
★はじめに:
三月になりました。釣りも生活もいよいよ春本番です。
話は唐突に飛びますが、古代ローマ時代に暦が書きかえられました
が、それまでは三月が一年の始まりでした。一月と二月はあとから
付け足された月ということです。おそらく二月の半端な日数もそこ
からきているのではないでしょうか？
三月は"March"ですが,これは古代ローマの軍神マルスから来ている
とのことです。鼓笛隊のラッパのもと一気に攻勢かけたいものです。
せめて釣りぐらいは勝ち軍となるために頑張りましょう。
----------------------------------------------------------------
★オオナマズ考
キャットフィッシュとも呼ばれるナマズ類は、ヒゲがあることから
も、魚類分類学的にはコイの遠縁であります。
コイ目ナマズ亜目ということで、全世界には２５００〜３０００種
が生息しており、淡水魚類の半分以上を占めるという、一大派閥を
なしていおります。またその殆どが熱帯地方に生息しているそうで、
新種は相変わらず見つかり続けているそうです。
なかにはヒゲのない種もいるものの、これほどの勢力となるには,
やはりこのファミリーの生命力は凄いものがあるのでしょう。
ただナマズの分布は概して寒い地域には少ないので、日本にはそう
多くありません(七種のみ)。ビワコオオナマズ等の希少種のみなら
ず、一般的なナマズさえも減反等の影響で産卵の場がなくなり、
数が減っているのが実状のようです。
大型となるとアマゾン川のピライバー,メコン川のプラプーク(メコ
ンオオナマズ),欧州のヨーロッパオオナマズが世界の三大ナマズと
いわれております。いずれも体長は２ｍ以上にもなり、体重は何と
１５０ｋｇ以上というシロモノで、なかには４〜５ｍというギネス
記録があるそうです。
これらのタックルはクエ竿にカジキ用のリールというものでないと
対処できないそうで、淡水大魚釣りの極みとも言えるかも知れませ
ん。また海外にでも飛ばされたときに一度はトライしてみたいと思
っております。
----------------------------------------------------------------
★日和見文言(Hiyorimi-Mongon)
釣りに関係ない話も含め、いいかげんな小話をランダムに紹介。
1)多摩川や鶴見川の下流域で釣りをしていると、良く見かけるのが
ホームレスのオジサン達。聞くところによりますと川崎市で集計
しましたホームレス(市では野外生活者という呼称だそうですが)
の数は約７５０人。これは大阪・東京に続くレベルで名古屋市と
ほぼ同等だそうです。ちなみに横浜市は４４０人で五位です。
この付近が彼らにとって特段に住みやすいと地域とは思えません
が、もともと建設工事はなやかなりしころの日雇い大募集場所が
川崎にあったのと、横浜の港湾労役日雇いというきっかけに加え
川崎市が彼らに比較的寛大であることから、周辺に集まって来て
いるものと推測されます。
かっては公害／ギャンブルのイメージでしたが、今はホームレス
ということで、どうも川崎というイメージは人間社会の暗部を感
じさせるところがありますね。
2)河川には不思議と直線がありません。かならず蛇行しております
が理由は簡単です。それは川幅のなかで流速は均一ではないから
なのです。流れが少しでも速い方の岸が削られて、一方遅い方の
水底には堆積物が張り出して来るためです。
一度バランスを崩した流れは、その下流で逆のモーメントを生み
速い流れが河川を横切って、対岸を襲います。この結果対岸が削
れて逆の湾曲を発生させることになります。この反転は流れが無
なる河口部まで延々継続して、クネクネと長い蛇行を作るのです。
3)昨秋の反省を踏まえて、今年のシーバス釣りを考えておりますが、
どうも後半戦はロングロッド＋デカミノーでの流心狙いといった
パターンにはまりがちで、今一つきめ細かい攻めを忘れていたと
思っております。
従って、今年のやり方は全体的にコンパクトなアドレスを心がけ
たいと思っております。線ではなくピンポイントを狙うことで
もう少しクレバーなアプローチを心がけたいと思っております。
さらにツールをコンパクトにすることで、ルアーと自身との感度
をあげたいと思っております。
点で狙うことで頭を使って、ルアーを「扱う・意識する」という
意識をもって楽しみたいので、今迄のようなロングロッド一辺倒
ではなく、ショートロッドを使う場面をふやそうと、先日７ftの
バスロッド(アブ・ホーネット)を購入しました。コンパクトアド
レスを今年のキーワードにしたいと思います。
4)水の生理的な汚染度の基準としてＢＯＤという基準があります。
魚が住める水質は、一応ＢＯＤ５mg／リットルの付近といわれて
おります。さて醤油大さじ一杯(15mg)をＢＯＤ５mgのレベルまで
希釈するためにはどれだけの水が必要でしょうか？
答えは何と５２０リットルです。これは風呂おけで２．６杯分も
あるのです。これだけでもいかに魚の生態系がナイーヴであると
分かるでしょう。何気なく流している訳ですが、ＢＯＤの側面か
らは、台所から発生する生活排水が実のところもっとも環境負荷
が高いのです。(さて牛乳コップ一杯(180ml)では？ 答えは↓)
----------------------------------------------------------------
★デュークＢＯＸホームページ更新情報(抜粋)
http://www.ops.dti.ne.jp/~fukunaga/
・日和見文言のＨＰ版を再編集しました。このメルマガでのせた記事
を抜粋して編集。
・ＧＡＩＡにレッドリスト(絶滅危惧種)の話をＵＰ。
・日和見釣行記を更新(片瀬のコイフライ)
----------------------------------------------------------------
★週末情報：
依然活性が低い状況で、結果として二月の釣行は二回のみ。コイは
結構成果があがったものの、シーバスは釣りにも行けず。
2/28(日)：境川(片瀬川)でコイのフライフィッシング。８０ＵＰを
狙ったが、自己記録の７６cmを上げられた。
----------------------------------------------------------------
★風説と独断による釣り場情報と予測
湾奥にも群れが入った。いよいよ本番開始と行きたいが…
1)鶴見川△：早くも６０〜７０cm級が出始めた。下流部中心。
2)多摩川△：下流部(六郷下〜味の素前)に期待。。
3)相模川△：河口部＆柳島では良型(７０cm級)が上がり出している
が、上ではまだムラが多い。
4)片瀬川△：一時ほどではないが、河口部で散発的にヒットはして
いる。型はフッコ級。
5)狩野川△：好情報無し。あまり釣れていない様子。来月からか？
----------------------------------------------------------------
★釣行予定他：三月はシーバスも河川内でボチボチ釣れ出しますので
下見がてら出掛けたいものです。
3/06(土)：未定(多摩川か相模川？)
3/07(日)： 〃
では、今回はこれで。
日和見文言4)の答え…３９００リットル(風呂おけ19.5杯)でした！
================================================================
●ご意見・ご感想お待ちしております。
ご意見、ご質問等ございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせ下さい。
またご質問の際には、お手数ですが、公開可か公開不可かを明記して
下さい。公開可の場合は、メールマガジンでＱ＆Ａという形で公開を
させて頂きます。その際に使う希望名称も明記してくだれば幸いです。
●このメールマガジンは、インターネットの本屋さん「まぐまぐ」を、
利用して発行しています。
このメールマガジンの登録＆解除は小生ホームページ上、もしくは
(http://rap.tegami.com/mag2/)でお願いします。
----------------------------------------------------------------
■デュークＢＯＸメール通信■
■発行人：デューク
================================================================
****************************************************************
|
