□□□□□□□□ デュークＢＯＸ メールマガジン □□□□□□□□
■■■■■ ■ ■ ■ ■ ■■■■■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■■■
■ ■ ■ ■ ■■ ■ ■
■■■■■ ■■■■ ■ ■ ■■■■■
■■■■■ ■ ■ ■■■■■ ■■■■■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■■■■■ ■ ■ ■■■■■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■■■■ ■ ■■■■■
□□□□□□□日和見アングラーの魚と自然のエッセイ□□□□□□□
================================================================
Vol.47 2000/09/30
================================================================
このマガジンは等幅フォントでご覧ください
INDEX
1)デュークルポ：
2)独断釣場情報：
3)ＨＰ更新情報：
4)日和見口上他：
----------------------------------------------------------------
★はじめに
長く暑かった夏も終わり、朝晩はようやく涼しくなって、過ごし易く
なりました。いい季節になったのだからもっと繁くメルマガ発行を！
という空気とは裏腹に、夏の疲れでしょうか？ここにきて異様にダラ
ケ切っているデュークです。というわけで今月もまた月末ギリギリの
配信となってしまいました。まことに申し訳ありません。
----------------------------------------------------------------
★デュークルポ：
@川釣り論考：
小生の視点は釣りといっても、川の釣りが多くて、この汽水域での
シーバスやコイ釣りを楽しんでいるわけです。海の魚ならいろいろ
種類は豊富だし、美味しく食える魚も多いですね。
湖も綺麗なところで釣りをすることは気分がいいし、多少の雨でも
十分に釣りになります。流れがないので浮木釣りの微妙なアタリも
楽しむ事ができます。
川の釣りは雨ですぐに濁ってしまうし、上流部の渓流域を除いては
食べられる魚はあまり有りません。汚染についてもいろんなところ
から原因物質が流れ込んできて、非常にセンシティブな環境にあり
ます。そんな川の釣りに何で凝るのでしょうか？
人は云います「河川は自然を知り、環境を知るバロメータである」
と。川と対峙することで、実に多くのメッセージを得ることができ
ます。河川のカーブやストラクチャからポイントを読んだり、河川
のなかに無数にある「流れ」からもポイントを掴むことができます。
汽水域や感潮域ではもっと多くの情報が与えられます。
釣り以外でも、河原には多くの現代社会の歪みがあります。ポイ捨
てゴミやホームレス、工場排水や家庭の排水などなど。河原にも降
りたことのない一般人にはわかり得ない、いろいろな問題に心を痛
めることもあります。
このように、決して釣り環境としては合格点は与えられない、下流
域の河川の実態ですが、そのような場所でさえちゃんとゲームフィ
ッシュが生きているという、シュールというか境界ギリギリの環境
での釣りに惹かれてしまうことが、小生をかり出すもっとも強い力
のような気がいたします。
Aフィッシュ＆チップス：シドニー五輪もようやくおしまい。今回は
あらためて日本の女性陣は強くなってきたなあと感じました。さて
オーストラリアはイギリス連邦ということで、食べ物も似かよって
いるようですが、フィッシュ＆チップスはここでも人気者。
ふるっているのがフィッシュの中身。一般的には「タラ」ですが、
なかには「サメ」の肉のやつもあるそうで、それが好きでわざわざ
注文するとか。さすがにオーストラリアはスゴイ！
チップスのほうは、あまり土地が適してないようで、カナダなどの
輸入ジャガイモだそうですが、もしかしたら鮮度では、イギリスの
フィッシュ＆チップスより旨いのかも知れません。
あと、これに似たような街角のスタンド売りで「カラマーリ」とい
うのがありますが、これはイカリングのフライ。ギリシャ人による
販売が、いまや一般的になったものですが、イカ嫌いの欧米人にく
らべてオーストラリア人は、食べ物の好みでもスケールが大きいよ
うですね。
B穴守稲荷：海老取川の東側は、かっては「鈴木新田」と呼ばれてい
た一角で、低地故に四方を堤防で囲っておりましたが、波で堤が削
れてたびたび水びだしになった場所だそうです。
そのために堤の穴を守るために祀ったのが「穴守稲荷」というわけ。
明治の頃、神社の近くから鉱泉が湧出したため、遊園地や海水浴、
競馬場などの一大レジャー施設が出来、戦前までははそうとう栄え
た街だったそうです。
ところが、ＧＨＱが飛行場の拡張をするために、この地域を接収。
当時は１２００世帯で３０００人が住んでいたそうですが、なんと
４８Ｈのショートノーティスの移転指示だったそうで、このときに
神社も海老取川の西側に移転。そのときに残ったのが、羽田空港の
駐車場にある大鳥居。これは、かっての街の名残です。
C川舟：最近になってまた、「リバーステーション構想」とかが認知
されてきたので、河川内の水運を見直す動きがありますが、大きな
船のなかった日本では内水面交通は結構昔から盛んでした。
これらは、いずれ拙ＨＰの方に取りあげようと考えておりますが、
今回はすこしその歴史をご紹介したいと思います。鉄道の駅のよう
な場所は河では「湊、津、泊とか河岸」などと呼ばれて、その一部
は地名として今も残っております。
これらの場所では人の乗り降りだけではなく、積み荷の上げ下げや
集配なども行われて、にぎわいを見せていたそうです。河川内のル
ールは直進優先、すれ違いは互いに右によける、動力船は漁業、ボ
ート漕ぎ、釣りや水遊びなどの支障とならないように、出来るだけ
減速する。などがあるようです。猛スピードで走り抜ける動力船が
あったら大声で文句を言いましょう（聞こえないかも(^_^;）
----------------------------------------------------------------
★独断釣場情報(デューク氏が独断と偏見で釣り場情報を予測)
涼しくなってくると共に魚の活性もぐんぐんＵＰ。小生の場合は最近
コイ釣りに没頭しており、河シーバスはとんとご無沙汰ですが、落ち
アユシーズンのこれから二ヶ月間は、河シーバスにもシフトチェンジ
をする予定。（@〜Bは河シーバス、Cはコイ）
@鶴見川×：今年の鶴見川はここまで絶不調。ということは秋も駄目
ということになります。多摩川や相模川そして狩野川の
ようにアユの落ちる河川に重点を変えましょう。
A多摩川△：中流好きの小生としては、ややオキテ破りですが、先日
コイ釣りで行脚した、京浜急行から味の素ワンドまでの
エリアにはシーバスのニオイがぷんぷんしてましたね。
この秋には攻めてみたい場所です。ホームレスの多さに
は閉口してしまいますが…
B片瀬川×：河川内の情報はありません。ここは他の河川が終盤にな
る１１月末からが本番ですので、しばらくは忘れて良い
でしょう
Cカープ○：パワーは全開。先日はイモって延べ竿を折ってしまった。
この時期は活性が高く、かなりの頻度で回遊しているの
で、あちこち動かずポイントを絞ったほうが上手くいく。
----------------------------------------------------------------
★ＨＰ更新情報(拙ホームページの更新情報)
http://www.ops.dti.ne.jp/~fukunaga/
・リンク集：コイ釣り関係でリンクを更新。コイ釣りの世界もどんどん
面白いＨＰが増えているようです。フライやブッコミ釣りなど釣法に
は違いがあっても、大変に勉強になります。
・ガイア：荒ぶる河として恐れられてきた「荒川」の歴史を、デューク
なりにご紹介。釣りをしたことは一度もないけれど、すごい河です。
・日和見釣行記：９月は５回釣行、全てコイ釣りだったけれど、パワー
が回復してきてなかなか楽しい釣行が多かったようです。
----------------------------------------------------------------
★日和見口上(デュークのつぶやき)
シドニー五輪でもメダルが何個とか、そんな話が出てくるのは毎度の
ことですが、それは結果であって本来は目的ではないのでしょう。
試合後のマスコミのインタビューでも、やたらにそれを感じてしまう
ような質問が多かったような気がします。
目的とするから固くなってしまったり、あがってしまったりして普段
の力も出ないで敗退というのでは、やっぱりそれぞれの選手の最高の
演技を見たいものとしては心残りです。
いまの世の中はグローバルスタンダードとかいう変な言葉で、米国式
の思考形態が蔓延してますが、あまり目的、目標ということにこだわ
りすぎて、とてもギスギスした世の中になってしまいました。
釣りでもそうです、やたらにサイズの大小や匹数を競い合うのは、釣
りがもつ本来の精神を逸脱しているような気がしてなりません。
しなやかに生きて、淡々と出てくる結果を受け止める。そのような生
き方を、東洋の賢人たちは遠い昔からとなえてきたのに…
最後に小生の好きな言葉をもって今回は閉めたいと思います。「豆腐
と浮世は柔らかい方が良い」。
================================================================
●ご意見・ご感想お待ちしております。
ご意見,ご質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお知らせ下さい。
●このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を、
利用して発行しています。このシステムでは登録された方々のメール
アドレスは発行者含めて非公開となっておりますので、セキュリティ
面でも安心です。
このメールマガジンの登録＆解除は小生ホームページ上、もしくは
(http://rap.tegami.com/mag2/)でお願いします。
----------------------------------------------------------------
■デュークＢＯＸメールマガジン■
■発行人：デューク
================================================================
****************************************************************
|
