□□□□□□□□ デュークＢＯＸ メールマガジン □□□□□□□□
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□□□□□□□日和見アングラーの魚と自然のエッセイ□□□□□□□
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Vol.48 2000/10/16
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このマガジンは等幅フォントでご覧ください
INDEX
1)デュークルポ：
2)独断釣場情報：
3)ＨＰ更新情報：
4)日和見口上他：
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★はじめに
１０月なってぐっと気温も下がり、釣りにはベストシーズンですね。
皆さまの成果はいかがでしょう？
小生の場合は、週末にイベントが重なっているために、なかなか釣り
に行くようなシチュエーションにもならず、悶々としているような
状態でもありますが、まあこれも日頃のおこないの悪さとあきらめて
いるところもあります(笑)
そんなわけで後半に「キアイ」をいれることになりそうなので、今月
メルマガはいつもより、ずぅ〜〜っと早く発行することにしました。
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★デュークルポ：
@デューク式鯉釣法
コイ釣りは本来はブッコミや浮きに練り餌を付けて釣る。というの
が一般的で、いまでも大勢の釣り人がこのやり方をしております。
コイ釣りの歴史は長く、おそらくこの「ストロングスタイル」釣法
は戦前から続いてきたと思われます。イモをベースとした練りエサ
については、これは魚の餌というより人間の生活文化から派生した
ものであって、かっては「イモ」の、当時の庶民の食生活に占める
位置づけはけっこう大きかったと推察されます。粉末の配合練り餌
に変わりましたが、基本的には昔から一緒です。
翻って、私たち人間の食生活は戦後５０年で急速に変わりつつあり
ます。もちろんノリ巻きやおにぎりも重要なポジションを占めては
おりますが、いまや「マック」や「ケンタッキー」に代表される様
な新しい食文化が若い人を中心に広まっていることは周知のとおり
です。従って生活排水を通じて河川に流れ込む残飯の類は、近年は
大きく変化してきていることでしょう。
河川の下流域に棲むコイ君達も、好むと好まざるに拘わらず、この
地上の食文化変遷の洗礼を受けるわけで、次第に食性は変わって来
ているのではないでしょうかね？
２０年前にはパン餌には見向きもしなかったコイも、小生のＨＰで
もおなじみのように、最近ではパン餌やパン風フライにも積極的に
アタックしてきます。江戸川あたりの「ストロングスタイル」でも
パン餌で成果を上げているという話を聞きます。
また大阪の大川筋では「鳥の唐揚げ」が良いとかいう話もあって、
コイ君達の食性は変わってきてます。稚魚のうちから新しい食文化
の洗礼をうけている、これからの世代のコイ君達には、ますます
この傾向が強くなるのではないでしょうかね？
十年後の「大ゴイ倶楽部」に「ハンバーガーで１１０cm！」などと
いう記事が記載されてしまうのでしょうか(^_^;
A欧風鰻薫製
かってドイツにいたときに、ニシンやサーモンは、それこそ一年中
食べておりましたし、イカタコの類も、良いのが入荷されていれば
ギリシャ人の店から買っておりましたが、なぜか手が出なかったの
が欧州産のウナギでした。
黒くてぶっといスタイルの欧州ウナギは薫製が一般的で、その昔は
各家庭には暖炉があって、そこでいぶされたという話もありますが、
いまや魚の臭いに敏感なヨーロッパですので、家では作らずに工場
で薫製にしてしまったのを買います。
これをパンに挟んで食べたり、スープのだしに使ったりするそうで
ウナギのサンドはオランダでは有名ということでしたが、オランダ
行ったときには別の料理に目がいって、ちょっと欧風鰻薫製を試す
機会はありませんでしたね。
B鶴見川のイワシ
大地震の前に小動物の異常行動があることは、良く聞く話ですが、
関東大震災の前には、東京湾に普段はいない魚が入り込んで、結構
話題になったそうです。
当時の新聞によると横浜の堤防でサンマが釣れさかり、鶴見川には
イワシの大群が押し寄せて、たいそう賑わったそうです。
これは大震災の一ヶ月前ほどのこと。
さて、今後十年間で関東に大型地震が来る確率はあいかわらず高い
そうで、まあ日頃から川端におりている我々釣り人は、この辺りの
小変化をよくウォッチしておくことも重要かも知れません。
Cカピタン見聞録
ＨＰにも取りあげましたが、先日「江戸東京博物館」で開催してい
る「秘蔵カピタンの江戸コレクション展」を見てまいりました。
オランダ人やオランダが好きな小生としましては、早速行ったわけ
ですが、さいはての地で出島以外には滅多に出られなかった彼等の
辛さは、察してあまりありますが、よくもまあこれだけのコレクシ
ョンを集めたものだと感心してしまいました。
小生の関心は、２００年ぶりに里帰りしたコレクションをとおして
日本が失ったものを再確認できる、という点にもあったわけですが
なかでも「日本アシカ」の剥製はみごとで、今はもう日本国内から
絶滅してしまいましたが、その昔は日本のあちこちで見れたことだ
と思います。いまでも各地にある「アシカ島」「トド島」などの地
名からも、それは伺えます。
また「日本カワウソ」の剥製は１．３ｍもあって、現存するもので
は最大級です。かっては河童のモチーフとか云われておりましたが
いくら眺めても、あの河童とは別物でした。この動物も河川の汚濁
や護岸工事のために昭和２０年以降激減。いまや愛媛県に３〜４頭
生息が確認されているだけとなってしまいました。
カブトガニやウチワエビ(カピタンが学名命名)等に混ざって、いろ
いろな魚の絵もコレクションされておりました。これで思ったのは
魚の基本的な姿形は、この２００年間で全くといっていいほど変わ
っておりません。石鯛はあのイシダイだったし、鯉すらスラリとし
た野鯉スタイルではなく、体高のある立派な大和ゴイでした。
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★独断釣場情報(デューク氏が独断と偏見で釣り場情報を予測)
１０月は河シーバスもコイもベストシーズンですが、日頃の行ないの
の悪さか、週末に所用が重なりなかなかフィールドに行く機会が出来
ません。とくに河シーバスのベスト時期は短いので、ちょっとばかり
気合を入れないと駄目だと思っておりますが…
（@〜Bは河シーバス、Cはコイ）
@鶴見川×：先日、昼間にいきましたが、末吉橋近辺では両岸にハゼ
釣りの人がいっぱいおりました。どなたも結構釣れてい
て、なかには小さなカイズさえおりましたね。鶴見川の
生物相は薄く、サッパとボラ以外のベイトは少ないとか
思っておりましたが、新羽橋あたりだと金魚まで泳いで
おりました。これで何でシーバスが釣れないのだろう？
A多摩川○：今年は多摩川のアユもそこそこだとか、そんなわけで
落ち鮎と重なるこの時期の多摩川は見逃せません。
小生にとっては何かと相性の良くない川ですが、近場を
攻めるならここがイチオシでしょうね。
B片瀬川×：ここは他の河川が終盤になる１１月末〜１２月が本番で
すので、近隣の方以外はしばらくは忘れて良いでしょう
Cカープ○：鶴見川も片瀬川でもアクセル全開状態。パワーも充実し
ているのでラインのメンテは必須です。先日、またまた
タモが破けてしまいました。
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★ＨＰ更新情報(拙ホームページの更新情報)
http://www.ops.dti.ne.jp/~fukunaga/
・分室アネックス：ながらくシコシコ改造していた「分室アネックス」
をジオシティーズから撤収。本体に統合いたしました。あまり訪問を
することのない部分ですので、苦労した甲斐はないのかも知れません。
でも、この「リストラ」でＨＰもコンパクト化でき、だいぶ動作環境
は改善できました。
・日和見釣行記：１０月に入って釣行ができず、従って結果も出てこず。
後半戦のガンバリを期待したいが、どうやら年初目標の５０日釣行は
赤信号が点滅してきました(^_^;
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★日和見口上(デュークのつぶやき)
さて、ＨＰに繁く訪問している方々には、一部情報が出ておりますが
長いあいだ配信してきました「デュークＢＯＸメールマガジン」は
あと二号発信して、年内をもって廃刊とすることになりました。
９８年９月からずっと続けてまいりましたが、当初目的であるＨＰの
認知のための情報発信が、その役割を終えたと感じたためです。
おかげさまでＨＰも１００００ヒットを達成、これからさらに内容の
充実をはかるとともに更新頻度のＵＰもやっていきたいと思っており
ます。あの「そごう」ではありませんが、身の丈を考えずに手を広げ
過ぎますと、自ら瓦解してしまいます。一方けっこう人気のあるＨＰ
でも数年経つとリンクが切れて閉鎖している、なんていうことも最近
よく聞きます。
小生としては「のんびりと」「ニッチな情報を」「いつまでも」発信
していきたいと思っております。五年後に「おおっ、このＨＰはまだ
やっているんだ〜」などと云われるように、デュークＢＯＸを続けて
行きたいものですから、リストラというか、もっとコンパクトな形に
もっていきたいと思っております。
そのようなわけで、当メールマガジンのみご購読されている皆様には
まことに申し訳ありませんが、上にあるような発行人の思いをおくみ
とっていただき、ご容赦願いたく存じあげます。
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●ご意見・ご感想お待ちしております。
ご意見,ご質問等ございましたら,どうぞご遠慮なくお知らせ下さい。
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