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■鯉の空バリ仕掛け

31 Oct 2000 05:15:35 そもそも、ハリにエサを付けて、それを如何に騙して魚に食べさせるか、というのが釣りの原点です。ところが最近の釣法の中では、螺旋周りにダンゴを付けて、ハリは空バリというやり方があるようですが、これをはじめに考案した人はさぞかし勇気のある方でしょうね。 おそらくダンゴが着床してバラけて周囲に広がり、それをコイがスパスパ泥と一緒に吸い込む際に、この空バリをも吸い込んでしまう、というロジックなのでしょうね〜。うーんこれではコイも気がつかないでしょう。いずれにしても画期的な発想ですね。 そういえば、人から聞いた話ですが、ウキ釣りで狙っているときに、コイの喰いが立つと、金の空バリにもガバガバ来るとか云うようなことを言ってました。やたらに慎重なところもあるくせに、大胆でもある。不思議な魚です。

■ハンブルグの魚料理

30 Oct 2000 05:22:01 昨日は一日中冷たい雨でした。これだけ冷え込んでくると、年中雲の厚くたれこめている北ドイツのことを思い出してしまいます。エルベ川やベーザー川が北海に流れ込むため、この地方では雲や霧が出やすいのです。エルベ河畔の港町ハンブルグもそうでした。 港町だけあって、ドイツで魚料理というとハンブルグだよ、という人は多いのですが、このちょっと気取った街では、実にすごい魚料理があります。 ラプスカウスという料理がそれですが、牛の挽肉とニシンのミンチ、ジャガイモやタマネギを合わせて焼き、その上に半熟の卵を落として食す、という代物。小生は気合いを入れて一回トライしたものの、道半ばで挫折してしまいました。ショーレ（カレイ）などのグリルも想像を絶した大きさなので、一般的な日本人にとって無難なのは、やっぱりサケ（ラックス）のグリルや蒸し焼きなどは結構いけます。ウナギのスープ（アールズッペ）も有名ですが、これも独特の風味なので、まあ何とも云えません。でも出来ればキッコーマン醤油が欲しかった〜。やっぱり日本人は醤油の味付けにならされているようで、いつも「何か足りないのでは？」という気持ちをもってしまいますが、異国の地での魚料理はやっぱりホッとするものです

■新釣法

28 Oct 2000 12:02:43 コイ釣りについては、パン餌流しとコイフライ、そしてテンカラというアプローチで釣りをしている小生ですが、このあたりでもう一つ別のアプローチをしたくなってきました。フカセ竿によるミャク釣り＆浮木釣りの模索です。 遊導ウキや直結でコイをピンポイントで狙う釣法です。ポイントによってフライ、流し釣り、そしてこのミャク釣りを使い分けてみたいと思っております。 汽水域の場合、潮汐によってはまるで魚が浮いてこないことが、しばしばあります。この場合はニンフを沈めて底を転がすという方法もありますが、鶴見川も片瀬川も都市河川固有の問題で、川底には、いろいろな障害物が沈んでおり、泥底の平場以外では制約があります。そこで登場するのがピンポイントのミャク釣りです。 また沈テトラの脇をさぐる場合、これもミャク釣りや遊導ウキが有効です。ともに延べ竿のテンカラやフカセでも探れるディスタンスですが、かかってからのいなしを考えますと、冬季以外での延べ竿釣りは竿が幾らあっても足りません。こんなことから、穂先が柔らかくてバットの強い４．５ｍ前後のロッドを探しに探して、ようやく購入いたしました。

■千人突破

27 Oct 2000 00:19:33 気温低下で、かってコイ釣りで痛めた腰痛がきつくなり、好きなビールも飲む気が失せて、ここ数日ベッコリしているデュークです。 そんななか、滅入る話ですが、誰かがヒアリングしたのでしょうか？今月頭に実施しました国勢調査の集計結果によりますと、どうやら川崎市在住？のホームレスがとうとう１０００人を突破してしまったそうです。 釣行記でも時々とりあげているように、臨海部の川崎区と幸区が９００人を数えダントツですが、最近の傾向では、高津区などの奥地にも進出してきているという話。 単位人口あたりの数は横浜市の６倍というからスゴイ。これはデリケートな問題なので、あまり軽々に論じるべきではないのでしょうが、横浜市のように自立支援センターとかを運営して、減らす努力が必要なのかも知れません。 いまのようにパン券配りでは、どんどん事態は悪化するばかりでしょう。

■コイのフカセ釣り

26 Oct 2000 05:01:56 分室メッセージにもＵＰしましたが、今年もあと二ヶ月ちょっとです。一年でも一番釣りにいい時期なので、時間を見つけてなるべくフィールドに出たいと思っております。 とはいえ、ワンパターンの釣りではなかなか楽しくありません。いろいろな工夫をあらたに加えたりして、自分なりの楽しい釣りにもっていきたいものです。「大ゴイ倶楽部」にも載っておりましたが、パン餌釣りもいろいろとレパートリーがあって、ブッコミの付けエサにしたりして成果を上げている方もおります。おそらく都市部の河川ではパンはコイにとっても慣れ親しんだエサになりつつあるのかも知れません。 そのなかでも、京都の寺田さんの釣法が紹介されておりましたが、これもシブイ。ストレートにパン餌だけを付けて釣る、いわゆるフカセ釣りです。デューク式のように遠方のポイントを狙うことは出来ませんが、コイが捕食した際にも抵抗がない分、見切りはかなり減るでしょうね。実はここからまた新たな釣法のヒントが生まれてまいりました。フィールドテストを交えてまたいずれご紹介する予定です。

■ドイツ人とビア

25 Oct 2000 05:51:05 小生の場合は、ビールはその土地のものを飲むのが一番だと思っているので、あえて日本でドイツビールを飲めと勧めているわけではありません。ただやっぱりドイツビールのおいしさは天下一品だと思っております。 飲むスタイルも違うのですが、いろいろと役立つウンチクもあるので、ここにご紹介を致しましょう。まずツマミです。これは殆どありません。唯一あるとしたら塩辛リングパンのブレッツェルぐらいでしょうか？ その二は日本人のように取り敢えずビール⇒焼酎／日本酒、次の店でウィスキーなどという、さもしい飲み方はしません。ビールで始まりビールで終わる。ワインで始まればワインで通す、というスタイルです。このほうが悪酔いもせず、電車や駅で惨めな姿をさらすことも無くなります。 その三は、あまり冷やしません。本来ビールの性質は冷やしすぎると風味が落ちて、香りも出なくなってしまいます。日本のように湿度の高い国では冷やしたビールも良い側面もあるのでしょうが、これをがぶ飲みしていてはアルコールではなく冷たさで胃を壊します。本来は室温よりやや低いぐらいが、嗜好的にも健康面でもベストなのでしょう。

■おにぎりエサ

24 Oct 2000 05:48:14 最近はコイ釣り人口もそれなりに増えているようで、あらたな釣法やエサの研究も進んでいるようです。ここ数年話題になっているペヘレィ餌の話も、昔のコイ釣りを知っているものからすれば、ちょっと異次元の釣りのような感さえします。 さて、もうすこし異様な話があります。大阪市内を流れる、旧淀川（大川）は都会のど真ん中にも拘わらず、近年はメーター超の大ゴイの釣り場としても有名です。「大ゴイ倶楽部・秋号」には、ここの釣り方が載せてありましたが、エサがスゴイ！なんと「おにぎり、鳥唐揚げ、ソーセージ」というのがベスト３とのこと。コイが悪食なのは知っておりましたが、それにしてもビックリです。

■Ｎｏｒｄｓｅｅ

23 Oct 2000 04:47:10 ご存じの通り、台所で煙をモクモク出して料理するというのは、欧米では御法度。ところがキリスト教の戒律（金曜日は獣の肉は食べない）とか、近年のヘルシー志向などで、シーフードの需要は結構あるのです。 よく食べられるのは白身魚のフライで、タラやカレイですが、これは家で作るのではなく街で買ってきます。ドイツではどこの街にもある「Nordsee：ノルトゼー(北海)」という魚屋で、生魚だけではなく、薫製や酢漬け、フライなどそれこそ一杯あって、奥にはテーブル席もあって軽食も食べられます。 日本人駐在員にとっては、この店は結構重宝しているのではないでしょうか？デュッセルドルフなどの日本人が多い街以外で、軽食というとソーセージの類の「Imbiss」やマクドナルドの他に、速く安く軽食をとれるような店はなかなかなくて、小生もよく活用しました。 新鮮な魚を揚げたフライは美味しいのですが、できれば醤油かキッコーマンソースをかけて食べたいなあと思うこともしばしばでしたね。

■ワンパターンのタックル考

21 Oct 2000 07:01:01 思うところあって、最近４．５ｍの磯竿（４号）を物色しているのですが、個々のモデルの良し悪しのまえに、なかなかその仕様そのものが無いですね〜。 先日も、渋谷サンスイ海館で店長と話をしていたら、「最近はメーカーも売れ筋しか作らない形になっている」ということ。いまやどれをみても４〜５号の固さは５．３ｍ前後。どうしてワンパターンのタックルしか売れないのでしょう。雑誌でこうだと煽ると、一商品系だけの一人勝ちというのが最近の傾向です。これは釣り道具に限らない話。 おもうに最近の顧客は十人十色ではなくて、せいぜい２〜３人に残り７〜８人が引きずられるという、フォロワーの世界。悪い言葉で云うと「ヒトマネ」で、「個」という概念が殆どありません。これは若い世代もかわらないようです。最近はＣＤなどでも４００〜５００万枚などという、とてつもないヒットが生まれるけれど、これもその現れなのかも知れません。 いくら世代が変われども、「個」がなかなか出せないのは、日本人の悲しき性なのでしょうかね。

■ニシンの酢漬け

20 Oct 2000 05:28:33 このところ気温が急に下がってきたためか、やや持病の腰痛の傾向が出始めて、ちょっと不調なデュークです。魚も人も急な温度変化は歓迎できません。 こういうときは、なにはともあれ食べ物の話題が一番。北ドイツにいたときに最も食べた魚が、サーモンとともに酢漬けニシン。この魚は北海ではまことにメジャーな魚で、オランダ〜北ドイツ沿岸〜北欧三国では国民的な料理の一つとして考えられております。 オランダでは街角にある屋台で頭を取った酢漬けニシン（へーリング）が丸ごと売っていて、これの尻尾をつまんで空高く持ち上げてパクつくという行儀の悪い食べ方が正式だ、とか云われてましたが、残念ながらその光景を見ることはありませんでした。 北ドイツでは何故かビスマルクとか呼ばれてましたが、骨と頭を取った酢漬けが街の魚屋で売っていて、これは小生の大好物でした。スペイン産のあきたこまちに北海の酢漬けニシン、そしてドイツビール。これで幸福な一時となります。

■山田勲氏回顧録を読んで

19 Oct 2000 04:49:16 小生のＨＰでも以前取り上げましたが、「大ゴイ倶楽部」に故 山田勲さんの回顧録が載せられております。今秋号でも前場さんによる回顧録続編が出ております。これを読むだけでも１７００円もするこの本を買う価値はあると思います。細いラインを使ったコイの制御についてのくだりは、釣法は違っても多いに参考になります。８ＬＢラインでの１０５cm、１４．５kgという、およそ常人では到達し得ない日本記録。 ストラクチャで取り込みに苦しんでいる小生に取りまして、山田さんの放つ言葉の一つ一つが大いなる示唆を与えてくれます。とはいえ技能論だけを賞賛しているわけではありません。 釣りが上手い人、名人とよばれるような人は数多おりますが、山田さんの言葉には、そのような次元ではない「なにか私たちが忘れてはいけない心」のようなものを感じてしまうのです。

■北欧のフィッシュサンド

18 Oct 2000 05:33:45 日本から北ドイツに出かけるとき、比較的速くてフライトのクオリティも高いので、一般的なパリやヒースロー、あるいはフランクフルト経由ではなく、コペンハーゲン経由便（スカンジナビア航空）を使うことが多かったのですが、その時のトランジットのときの楽しみは、シーフードのサンドイッチ。北海産のムキエビ（これは日本の甘エビに近い）やスモークサーモンや酢漬けニシンなどをのせたサンドイッチが、空港内のスタンドやカフェで売っています。やっぱり日本人、味付けは多少異なりますが魚介類があると嬉しくなってしまいます。 小生の場合は、成田で寿司をたらふく食べたあとは、機内食は基本的に摂らないので、長旅で疲れた腹にこのようなライトなシーフードはとっても合うのです。カールスバーグでも良いし北欧の美味しいコーヒーと合わせて、実にホッとする一瞬でしたね。

■祝 新長野県知事

17 Oct 2000 06:42:33 最近嬉しかったのは、長野県知事に田中康夫氏が当選したこと。地方なのでちょっと厳しいのかな〜と思ってましたが、この圧勝で長野県民のイメージが変わってしまいました（単純）。 実は小生、田中康夫は昔から大好きで、あのスノビズムと風刺の効いた評論には、本当に目から鱗が落ちる思いを幾度もしました。氏はいうなれば、ＣＳ理論の走りを築いたヒトで、顧客サービスの本質をついた多くの評論には、本当に勉強させられましたね。 当時のサプライサイド経済理念では、いわゆるクレーマー的に氏を扱うものもおりましたが、それは大きな間違いであったことが、その後にぼろぼろと出てきた、お粗末な日本企業の経営品質の実態から、図らずも明らかになってしまいました。 そして氏の凄さを改めて感じたのは、あの阪神淡路大震災の時の行動です。これは多くの書でも紹介されておりますので割愛いたしますが、おそらく氏のそれまでの数々の風刺や評論に納得してしまうのは、その行動規範に「現場主義」というものがあったのだと、そのときに分かりました。 田中知事の首長としての成功を願ってやみませんが、政治の世界は多くの魑魅魍魎が跋扈しております。是非とも、そのような勢力に負けないで風穴をあけて欲しいと心より念じております。

■甲武信ケ岳

16 Oct 2000 05:27:31 分室にある「メッセージボード」にも書かせていただきましたが、ようやく４８号の配信となりました。これで完結まであと二部。やれやれという感じです。 さて、今日は分水嶺のお話です。２４７５ｍになるこの山には三つの大河の水源が共存しています。西側斜面からは千曲川。南からは富士川、そして東からは荒川が生まれるという、たいへんな山です。 これだけの水源を保つ力が、この山にあるということですが、ここの山小屋では年一回、「利き水の会」というものが開かれるそうです。それぞれの水源の水を飲み比べて当てるというものですが、同じ山にも拘わらず、それなりに差異があるようです。 富士川はまろやか、千曲川は少々苦い。荒川は多少泥臭いというのが一般的な評のようですが、まあこれはあとからついた話のような気もします。

■ドイツのコーヒー

14 Oct 2000 06:04:28 英国の紅茶に対して、ドイツでのお茶はもっぱらコーヒーです。ここのコーヒーは香りが良くて、しかも濃いのに胃もたれはしません。 スーパーに行ってもインスタントコーヒーなどは殆どなくて、これはオートマチック車の嫌いなドイツ人の個性が出ていて非常に面白いことです。 小生のお気に入りは「ダルマイヤー」でしたが、これはミュンヘンに行かないと新鮮なのが手に入らないので、普段は「エドショー」や「ヤコプス」とかのコーヒー専門店で豆を買ったりしてました。驚くのはコーヒーについてのスタンダードが高いと云うことで、どのブランドを選んでもかなりの基準をクリアしていることです。 日本に帰ってから、いろいろとブランドを選びましたが、バラツキが多いので、結局しばらくの間はドイツからの輸入品を使ったほどです。成城石井や紀伊国屋にはときどきドイツコーヒーが並んでますので、一度トライしてみたら如何でしょう。

■川サバのギャング釣り

13 Oct 2000 05:44:15 海外に行くと、ある程度の先入観は捨てねばならないことがります。アメリカ東海岸の川では季節になると、ニシンやなんとサバが川に上がってくる。そのときはサバの大群が押し寄せて、川面が盛り上がって見えるほどになると云います。 釣り方もアメリカ的で実におおざっぱ。キャットフードをばらまいて、寄ってきたところを引っ掛け釣り、という釣法だそうです。食べた人の話では産直そのもので川サバでもとても美味だったということでした。

■カピタンの話�V

12 Oct 2000 05:33:10 オランダ人の好奇心は旺盛で、今回のコレクションの中で、キワモノがけっこうありました。河童や人魚のミイラ、鬼首やろくろ首などです。 たとえば人魚は猿の頭と魚の尻尾を合体させ、和紙などで体裁を整えたものですが、当時ではこれらが見せ物として街にだされていたそうです。見ましたがデンマークのものと比較することさえ、はばかられるほど醜い代物でした。 また、異国からヤマアラシや駱駝（キャメル）などの珍しい動物が、カピタン達の手によって持ってこられたようです。お堅い江戸幕府は引き取り拒否。これを商人が買い取って見せ物にしたようですが、たいそうの評判だったようです。結果的には、当時の外来動物は日本には定着しなかったようで、さすがに江戸幕府は生態系管理でも先見の明？があったのでしょうかね。 これらの「秘蔵カピタンのコレクション展」は１２月３日までやっているそうです。二週目にもかかわらず結構すいてましたので、のんびりと２００年前の風俗を垣間見るのも良いのではないでしょうか？ 両国駅前にはサッポロのビアステーションもあり、工場直送生ビールや両国地ビールなども飲めますので、フラッと寄られても良いと思います。

■カピタンの話�U

11 Oct 2000 06:50:42 さて、長崎出島に来た、１５人ほどのオランダ人達は外出も許されず、しかも単身赴任ということですので、家族思いのオランダ人としては、当時の生活はさぞかし辛いものだったでしょう。彼等が島の外に出られたのは、将軍に謁見するために登城する道中ぐらいだったはずです。 でも小生が見る限り、色々なコレクションからは、東印度会社の職務を超えて、日本に対しての強い憧憬を感じてしまいます。オランダ人にとっては日本という国は特別の存在だったのかも知れません。 残念なことに、先立っての戦争での慰安婦問題や捕虜の扱いなどで、ながいあいだ築いてきた両国の友好関係はやや隔たってしまいました。でも、ヨーロッパ駐在中にも感じたことですが、この国と国民のメンタリティには、我々日本人と通じるものを、今でもたくさんもっていると思います。 多くのヨーロッパの街を巡って、オランダの地に着くと、緑の平野に無数にたむろしている羊たち、そして風車や数多くのクリーク。この光景は日本人をもホッとさせるものです。 そうそう、この国の人は魚が好きで、釣り人口も多いと聞きます。運河には巨ゴイが一杯いるという噂です。人種偏見のすくないこの国では日本人も暮らしやすいでしょう。思うに、国際社会のなかで、日本がもっともっと仲良くならなくてはいけない国、それがオランダの様な気がいたします。（続く）

■カピタンの話�T

10 Oct 2000 07:56:44 さて、先週末金曜日も会社をサボった小生としましては、四連休ということでかなりボケた週はじめになりそうです。 オランダのライデン国立博物館所蔵の、かっての長崎出島の商館長(カピタン)のコレクション展を江戸東京博物館でやっておりますが、ドイツとともに好きな国オランダの事ですし、ライデンの街は小生も非常に印象に残ったところだったこともあり、この連休中に早速行ってまいりました。 ２００年前のオランダ人の、日本のコレクションが何故面白いかというと、ここには私たちが忘れてしまったり、そして失われてしまったものを見つけることが出来るからです。 例えば「日本アシカ」これはカピタンが剥製を持ち帰ったころは、多くいたそうですが、いまでは乱獲によって絶滅してしまいました。「ニホンカワウソ」これの剥製は１．３ｍもあって、カワウソとしては最大級の個体ですが、このような大きなものは、もう今の日本ではまず見ることが出来ません。 出島からライデンに渡った、かっての日本文化や自然の、２００年ぶりの里帰りを出迎えるという意味でも、この「秘蔵カピタンのコレクション展」は一見の価値があると思いますが如何でしょうか？

■チョウゲンボウのパン餌付け

8 Oct 2000 07:57:55 昨日、片瀬川に行ったときに、釣りが終わって帰るすがら、チョウゲンボウの群と遭遇。この付近には江ノ島の森や断崖を住処にしているのか、ハヤブサやチョウゲンボウが結構いる。でも、その群はいままで見たなかでもっとも大きかった。２０羽ぐらいだったかな。なにしろ猛禽類がそれぐらいいるとちょっとビビってしまいますが、ふと残っていた食パンの耳のかけらを川に放り投げたら「シュバッ」っと、水面のパンをすくっていく。 そこで「これは」とひらめいて、食パンを１／４ぐらいにちぎって空中に放り投げると、急降下してきてバシッと空中レシーブ。やった〜狙いどおり！ ここのチョウゲンボウは人間慣れしているらしい。 そんなわけで、チョウゲンボウの飛んでいる位置とタイミングをあわせて、パンを投げる⇒空中レシーブ、という芸当をしばしやっていた。その息のあったところは、どこかの人が「餌付けしてるんですか？」とか聞いてきたほど。気がついたら４〜５枚あったパンが無くなっていました。ちょっと幸せをかんじる一時でしたね。

■オクトーバーフェスト

7 Oct 2000 09:35:51 今日は例によって「片瀬詣で」、一勝負終わって、駅前のモスバーガーで遅い朝食です。ここのオープンテラスは片瀬川に面していて、今の時期は暑くもなく最高です。 さて、今日もドイツの話題を少々。世界中のビール好きが集まる、ミュンヘンの「オクトーバーフェスト」が３日に閉幕しました。先月１６日からの人出は約６９０万人で、飲み干されたビールの量は、約６２０万リットルだったそうです。肴もソーセージ１００万本、鶏の丸焼き５０万羽、ニシンの塩焼き５０トンといいますので、半端ではありません。 このお祭りは２００年前、ルードヴィッヒ王の結婚式を、ビールや競馬なども交えたお祭り形式で始めたときから続いているそうです。残念ながら小生は行く機会がありませんでしたが、おそらく人混みで辟易してしまうでしょう。 さて、ところは変わり横浜市営地下鉄「仲町台」にある、ドイツ学園での「オクトーバーフェスト」は１４日（１１時〜１５時）に行われます。屋台も出てけっこう盛り上がるそうですので、お近くの人は出向いたら如何でしょうか？ドイツ風ブルスト(ソーセージ)、パンや自家製ケーキもあるはずです。

■ＨＰリストラ

6 Oct 2000 13:37:53 数週間のワークで、ようやく分室をジオシティーズから本体の取り込むことが出来ました。勝手に付くバナー広告が嫌いだったことが一つ。分室にはあまり訪問者がいないという点が二つ目。それから最近のジオは、サーバーのレスポンスがかなり悪くなってきたという感じもあって、分室関係を本体に統合させることにしました。 今日も天気も良いのに、釣りにも仕事にも行かず(会社は休日)ずうっ〜とリンク切れの補正やフレーム対応などをやってきましたが、予想以上に大変。頭のなかにディレクトリーのお化けが住み着いてしまったようです。 つくずく感じたのはＨＰと立ち上げるときには、基本設計をキチンとやること。小生のように、その都度増改築を繰り返していては、いくら時間があっても足りません。 ジオには取りあえずメッセージボードだけを残し、あとは撤退。これからの時代は「そごう」ではありませんが、あちこちに手を広げず、コンパクトな組織が一番ですね〜。

■時差の話�V

5 Oct 2000 06:32:49 気温もさがってきて、いい季節になってきました。うまく行かないもので、朝起きるのもだんだん辛くなってきました。さて今日はちょっとばかり寒いところのお話です。 ＧＭＴ(英国グリニッヂ標準)基準で、ほとんどの国の時差を設定することが出来るのですが、地球上で二ヶ所だけこの常識が通用しない地域があります。 北極点と南極点がそれです。たとえば極点の周囲１ｍを歩いて一周すれば時計の日付をそのたびに変えねばなりません。これはちょっと大変です。 誰もいない北極点はともかく、米国の越冬基地のある南極点では困りますので、ここではニュージーランド時間を使っております。これは物資の補給本部がニュージーランドにあるので、南極大陸各所にある基地と時刻を合わせることでロジスティックの便宜を図っているというわけです。 ここでの時間間違いは下手をすると、生死にかかわることにも繋がりますので、さすがに考えたのでしょう。

■時差の話�U

4 Oct 2000 04:59:14 地球は英国のグリニッヂ標準時をもって、基準としていることは誰でも知っていることです。３６０度を２４時間掛けて回るということで、多少の凸凹があっても、だいたい経度１５度をもって一時間の時差をもうけております。日本は統計１３５度ですので兵庫県明石は９時間の時差があります。 ところが中には変わった国があって、たとえば大西洋の真ん中にある「アイスランド」。ここは経度からすると、本来は英国との時差は二時間のはずですが、実際には英国との時差はありません。 これは経済的に依存関係の強い英国と同時間にすることで、国としてのメリットがあるという判断をしたのだと思います。おそらく、この国の朝はまだ暗く日没はかなり遅い、というパターンとなっているはずです。 また、通常は時差は他国間との便宜を図るために、切り上げ切り下げして整数にするのが常識ですが、英国との時差３．５時間などと「イラン」のように偏屈な国もあります。

■時差の話�T

3 Oct 2000 07:39:12 海外出張に行くとき、いつも困るのが「時差調整」。遊びでいくのならボケッとしても構わないのですが、仕事となるとどうにも案配が悪い。 最近でこそ無くなりましたが、しばらく前は年に２〜３回は地球一周の出張があって、東回りが良いか西回りが良いか、本ではあれこれ能書きをたれておりますが、自ら生体実験を行いました結果の結論は「どっちも疲れる」という、しごく当たり前の内容でしたね(^_^; 一般的には時差というものは、進んでも遅れても体調に及ぼす影響は大きく、余裕のない日程は通常では考えられない焦りやミスを招きます。経験則では結局のところはゆとりをもったフライトアレンジが一番のクスリでした

■地震とミネラル水

2 Oct 2000 07:34:04 いよいよ十月、秋のシーズンインですが、小生の場合は運動会でのムリ(綱引き)がたたって、ヘトヘトのスタートとなってしまいました。 最近仕事がらみで、地盤や地下水の事を調べておりますが、ふとしたことから阪神大震災と地下水の関連を調べたという話が入ってきました。被災関係者には思い出したくないことでしょうが、あれは一種の人災だという噂です。 前年１９９４年の夏は渇水がひどく、ミネラルウォータの需要はうなぎ登り、実は震源地のそばにミネラルウォータの取水井があって、その年の井戸からの取水量はかなり多かったそうです。 この会社はサンプルロットの提出はおろか、取水量データすら問い合わせに対してシャットアウトしておりますが、ある学者は市場に出回った多くの在庫から、震災時期近辺のボトルの中身を人海戦術で調べ上げたところ、地震前の夏から水の中の塩素イオンの濃度が飛躍的に伸びていることを発見。 地震は地盤のずれによって発生するわけであるから、地下水の汲み上げ量がある基準を超えた場合、地盤間の質量に変化が生じるわけで、かねてから溜まっていたエネルギーの放出を促した、という可能性も否定できませんし、もしそうでなくても、地下水の化学成分が変動したことと地震発生のメカニズムを知ることで、地震予知研究がさらに進むのに、一企業のエゴでデータを出さないのはどうにも腑に落ちない話です

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