[ Back ]

■発泡酒の増税

30 Nov 2000 08:08:17 ようやく１１月もおしまい。今世紀も残すこと後一ヶ月になりました。 最近、驚いたというか、呆れたのは大蔵省が、売れ行き好調の「発泡酒」を「麦芽酒」という新カテゴリーを作り、ビールと共にそこに入れて、同一税額にするという案。これをやると現行１４５円（３５０ml）が１８５円にもなってしまうとか。 取れるところから取るという姿勢は、まさに守銭奴大蔵省の本性発揮。ビールにこだわる小生には、直接のインパクトはないものの、本当に呆れてしまいます。 発泡酒の味がビールに近づいたと言っても、やはり味の差はかなりあります。でも価格差がそれ以上に大きいので、みな発泡酒を選んでいるわけです。４０円も値上げしてしまっては、発泡酒の魅力はかなり減ってしまうことになるでしょう。したがって数が伸びずに税収増もアテが外れるはずです。 発泡酒はメーカーの真面目な長年の努力の結果、築き上げられた市場であって、その育成に何ら関与していない行政が、売れ行きだけ見てホイホイ増税措置を行うことは、日本の起業家精神育成を損なうものでもあり、とうてい納得は出来ません。 また発泡酒増税で影響を被るのは、宮沢蔵相のような金持ちではなく、限られた家計をいろいろ考えて苦労している、ごく一般的な庶民ばかりです。このような層をねらい打ちにしたという点でも、許せない所業です。プンプン。

■ただいま４７日

29 Nov 2000 07:34:36 １１月はコイ釣りばかりで、何と９日もかよった結果、年間の釣行日数も４７日を数えました。これで年はじめの目標「５０日」は、なんとか二年ぶりにキープしそうな感じです。 まあ、学生時代にうち立てていた「年間釣行日数１５０日」から考えると可愛いものですが、いちおう社会人のはしくれとしては、それなりにフィールドに行けたという気もしております。 要は「釣り場に行かなくては釣れない」という、あたりまえのことで、ある程度の成果を得るためには、まず「釣り場＝フィールドに出ること」から始めねばなりませんね。トライ＆エラーということですから、たとえ釣れなくてもフィードバックがかかって次に結びつくということになります。 １２月は週末にイベントが多いので心配ですが、間隙をぬって一日でも多くフィールドに出向きたいなあと思っております。

■カジカの放流

28 Nov 2000 07:23:02 さて寒波が寄せてきているという話ですので、皆さまご留意下さいませ。 今日は「カジカ」の話。清流に住む魚は、ヤマメやイワナのように美しい魚体のものが多いようですが、いかつい三角頭と飛び出した目玉というカジカは、ちょっと異端児的存在。でもきれいな水でなくては生きていけない魚なので、カジカが居ないような川には、当然渓流魚も住んでいけなくなってしまうというストーリー。 多摩川の源流部にある小菅川では、キャッチ＆リリースの成果で、減ってきていたヤマメの数はもちなおしつつあるようですが、最近はカジカの数がめっぽう減ってしまったそうです。「カジカの豊富な川＝きれいな川」というイメージを作っていくために、カジカの復活を願って、五年ほど前からカジカの放流をおこなっているそうです。 川というものは、上が綺麗になれば、下も自然ときれいになってくるわけで、源流部でのこのような動きには拍手を送りたいと思っております。

■ドイツの国鉄

27 Nov 2000 07:22:08 略称でＤＢ(デー・ベー)というドイツ国鉄のシステムには、さすがにモノ作り大国ドイツを感じさせるような、しっかりしたものがあるのですが、その中にも、ヨーロッパならではのホスピタリティを感じるものがあります。 例えば車内販売。ビールなどを頼むと、まずコースターを置き、売り子(大体はオジサン、外国系も多い)さんが恭しくグラスに半分くらいビールを注ぎ、ビンを置く、という流れ。まあちょっとしたレストラン風でもあり、何となくいい感じになってしまいます。 もうひとつが、バリアフリー思想です。ドイツではけっこうなおじいちゃん、おばあちゃんでも、大きなス−ツケースを引っ張って旅行してますが、殆どのターミナル駅では段差にスロープが設けられており、車椅子や大型スーツケースの人にも不自由がないような配慮がされております。 小さな駅では、階段わきにベルトコンベアが設置されていて、上下どちらにも進行することができ、大きな荷物を持ち上げる際も非常に便利な機構です。このようにお年寄りの旅行者にも、よく気持ちの行き届いたシステムがあるのが、とても印象的でした。

■ゴミと犬

25 Nov 2000 16:31:12 海辺や河口域を歩いたりしていると、実にいろいろなものが流れてまいります。聞いた話では、洪水後の干潟にはカエルやマムシなどがうごめいていて、はるか上流の県の工事現場から流れてきた工事現場の標識等々。 そのような中、多いのは流れてきたり捨てられた「犬」のこと。埋立論議で有名な千葉の三番瀬にも、このような捨て犬があまた流れ着き。一部のボランティアによって、里親紹介までおこなっているとの話が新聞に出ておりました。 飼い主によって捨てられたり、野良犬となったあげく、処理された犬は、昨年度の千葉県のケースですと１４０００匹というとんでもない数。そういえば河口部のシーバス釣り場でも、本などに「ここは野犬の巣なので進入禁止」などと書いたポイント図が出てましたが、これもその顛末なのでしょうか？ ペットブームの陰では、このような悲しい出来事も起きていることを知り、ブームに乗るまえに、もっと生き物を飼うことのイロハを考えてもらいたいものです。プンプン。る

■スイスの港町

24 Nov 2000 07:37:02 今日はやや寒いですが、久々に朝から青空で気分爽快。そんなことから、というわけでもありませんが、スイスの話題を少々。 山の中にあるスイスに港町？といぶかしむ人もおりましょうが、スイス第二の都市「バーゼル」には港があります。このあたりまで来るとライン河も幅２００ｍほどになりますが、バーゼル港はライン河では五番目の取扱高を誇り、スイス輸入量の１／４をまかなっているというから驚きです。オランダのロッテルダムからは２０００トン級の船舶が遡って来ており接岸している光景は日本の川に慣れ親しんでいる我々にはピンときません。主に石油や穀物などの素材を輸送しているようで、内水面先進国のヨーロッパの姿をあらためて印象づけられました。

■ウィルス対策ソフト(T_T)

23 Nov 2000 07:10:34 ようやく風邪もおさまり、釣りの虫が、うずうずし始めました。さて今日はパソコンソフトの失敗談。 母艦のノートＰＣで使っていた「ウィルスバスター９８」のサポートが１０月末に切れたので、リブと同じ「ウィルスバスター２００１」にしようかとも考えましたが、目先を変えて「ノートン・アンチウィルス２００１」をインストール。 ウィルス対策ソフトは「ウィルスバスター」「ノートンアンチウィルス」「ウィルススキャン」の三つがメジャーですが、ＢＢＳなどで評判を見たら、ノートンは結構強力という噂。 そんなことで気楽に変えてみましたが、ＯＳまでいじられている感じで、起動時には○？×など訳のわからんメッセージが出てきたり、いきなりＩＥ４ブラウザが上書きされて使用不能になってしまったり。そういえば以前、ノートンを入れてトラブったので、ウィルスバスターに変えた記憶がよみがえりました(Too late)。 メモリーサスペンドも出来なくなってしまい、う〜ん、ちょっと、この導入は久々の失敗でしたね〜。まあ、うまくインストールされている人が大多数？と想定されますので、まあこれは小生のＰＣ固有のコンディションによるものなのでしょう。 仕方がないので、とりあえずこれでやってみますが、ソフトの切替えはあまり気楽するべきではない（アップグレードを優先するべし）という家訓をもうける事に致しました(T_T)。

■晩秋の河原

22 Nov 2000 05:31:35 日和見釣行記にもちらりと書きましたが、先の土曜日、久々に晴れたので、家族を連れて近所の多摩川河原へ弁当をもって出かけました。多摩川原橋付近ですが、ここまで上がるといかにも中流という感じで、流れもありいい感じ。コイ釣り師のそばで遊んでいたら、アタリと共に６０センチくらいの養殖ゴイ。 これはと思い、パンを撒いたら、ここにも天敵ユリカモメの大群の総攻撃「ギャ〜」。ふと見たら川面にもコイのもじりビシバシ。けっこう良いポイントを見つけましたので、年券をゲットして、来春にでも攻めてみようとチェックを入れておきました。 さて、お弁当や河原遊びも終わってからは、雲一つないポカポカ陽気。ごろごろ河原で寝ころんでおりましたら、目の上をマガンの大編隊が通過。空一面に雁行する様を眺めて、季節の移り変わりを目で感じた一日でした。 その後の調査で「マガン」ではなく「ヒシクイ」と分かりました。お詫びして訂正させていただきます。

■川を挟んだ配水

21 Nov 2000 06:37:37 今日は南風が吹き、妙に暖かいですが、どうも風邪はなおらず、絶不調のデュークです。 さて本日は水の差配の話。行政区分は人の経済活動の結果出来てまいりますが、水の施設はどちらかというと自然のランドスケープ（起伏）から定まってまいりますので入り繰りがあります。 身近な都市部でも、地形の制約から行政区分をまたがって、給配水する例が結構あります。例えば世田谷通りが多摩川を跨ぐ橋は、「水道橋」とも呼ばれて水道パイプが通されておりますが、これは川崎市内の丘陵にある都の浄水施設からの配水をおこなっていることで、こうなっております。 また横浜市にある末吉の丘には川崎市の配水施設が作られており、ここから鶴見川のパイプ橋を跨いで、川崎市内の住宅へ水が運ばれております。大昔から水の差配で任侠沙汰になったことも各地でいろいろと聞きますが、いまでも各行政間でこのようなやりとりをおこなって、上手く運営していることは知っておいた方が良いかも知れません。

■里山

20 Nov 2000 07:43:09 一昨日は昼間の春を思わす陽気から、一転、夜は北風がサブくて寒暖差がすごかったです。そんな中で片瀬までフライをやりに出かけたため、少々体調を崩してしまいました。 とはいえ家で寝ているのも退屈なので、薄日がさす昨日の昼下がり、近所の生田緑地に散策に出かけました。この緑地は日本民家園や、岡本太郎美術館などで、それなりに有名な場所ですが、少し離れた谷戸の散策路を歩くと、そこはもう別世界。 しんみりした木立の中、サクサクと落ち葉を踏む音と、野鳥の声だけが聞こえると行った空気はさわやかで、とても身体にも良いように感じられました。谷戸の水たまりは、もう冬支度を始めていてホトケドジョウやザリガニなども泥の布団にもぐり込んでしまっています。 専修大学脇から入って、谷戸をゆっくり散策して、舛形山を登り、頂上広場で休憩したりして民家園前に降りるというコースそのものは、一時間ちょっとぐらいで終わってしまいますが、自然からエネルギーを充填してもらい、非常に満ち足りた気分で降りてこれました。いうなれば里山は都会人のバッテリーみたいなものなのでしょうか？

■カープロッド�U

18 Nov 2000 04:30:05 かねてからＢＢＳ等で発言しているとおり、冬季になったらコイの延べ竿釣りを敢行しようかという話があります。ところがどうも最近のローテンション釣法での釣り味を覚えてしまうと、切れないラインと折れないロッドでの、コイの延べ竿フィッシングには、自ずと限界があるということが分かってまいりました。 切れればコイの口にフックが残ってしまうし、切れない糸で頑張れば、鯉竿といえども折れるリスクは大。さらに、もしも切れない糸でよしんば竿が折れないとなると、コイの口蓋には非常なプレッシャーがかかってしまう。以前のスタイルの、わりと引っ張り合った釣りでは、釣り上げたコイの口から出血することも多く。このような結末も、出来れば取りたくはない。 そんなわけで、「釣るまでは延べ竿」⇒「掛かってからは、リールも使って、テンションかけずにやりとり」というスタイルは可能だろうかと考えております。となると、タックルは２〜３番のインナー振出し竿と軽量タイコリールという組み合わせが思い浮かぶわけです。冬季は、延べ竿よりもむしろ、このようなスタイルのコイ釣りを楽しんでみたいものです。

■カープロッド�T

17 Nov 2000 07:51:04 天気が崩れてしまい、週末の様子を慮って、不安げに空を見上げておりますデュークです。 さて今日明日は、コイ釣り竿の話を少々。先日購入した磯上物竿(マミヤＯＰ４号４．４ｍ)は、長さも程良く、穂先は程々に柔らかく、バットも強いのでコイ釣りには非常に適しております。先週のゲットした９４cmはこのロッド無くしては、不可能だったと思っておりますので、鶴見川汽水域用途としては不足はないのですが、鶴見川淡水域や川幅の狭い片瀬川では、あと４０〜５０cm短ければさらに使い勝手が良くなるなあと感じております。 流し釣りはずっと持っているわけで、風などがあると４．４mでもちょっとシンドイ。ただし９ftではかかってからのいなしにシンドサが伴うという二律背反。そこで考えているのは４ｍの竿。こんなロッドは海上釣堀用のしかありませんが、海上釣掘用はブッコ抜きが目的のため、アクションがヘビィすぎて小生のタッチではない。 しなやかで強靱、という要素を併せ持つ４ｍロッドというのは、ほとんど市場では手に入らず、結局のところ自分自身で、適当なロッドを見つくろい、元竿を外すかして改造していくしかないと思っておりますが、バランスもあり実行することは躊躇しております。磯振出し竿の４〜５番の手元を切るか、５ｍ石鯛竿の先三本のブランクを購入するか？う〜ん上手くいくのかなあ？ でも自分の改造したロッドで、大物が釣れたら嬉しいでしょうね〜。

■礫間接触酸化法

16 Nov 2000 06:54:38 このところ「持続可能な社会へ」というフレーズが巷にあふれておりますが、本来、自然そのものにはガス交換をして浄化し、持続するメカニズムがあるわけです。 多摩川の二子玉川近辺では、東京都側から「野川」が、川崎側から「平瀬川」が合流しております。野川は４７km、平瀬川は２７kmとけっこう長い河川ですが、これら二河川は住宅地のど真ん中を流れているため、多くの生活雑排水が流れ込み、多摩川の水質悪化の一因ともなっておりました。 このため、これら二河川の水質を改善するために新しい試みとして「礫間接触酸化法」による浄化施設を作りました、ともに多摩川河川敷のしたに施設があるので目立ちませんが、これにより多摩川の水質も大きく改善いたしました。たとえばＢＯＤで云いますと、野川が１３⇒３．２mg/l、平瀬川が２０⇒５mg/lと圧倒的な浄化力です。 システムは単純で、１．５ｍほどの深さに敷き詰めた沢山の石の間に水を通して、接触沈殿⇒吸着⇒生物酸化というプロセスを促して、汚濁物質や有機物をカットすることで浄化を計る方法です。１８ｍの長さの浄化槽を約２時間かけて通過させます。しかも省資源、省エネ、メンテフリーというものですので、この方法は各地に広まっております。 新二子橋付近に浄水放流口がありますので、その付近で釣りや散策する人はちょっと覗いてみて下さい。かなり綺麗な水が出ているので驚くことでしょう。

■再集計

15 Nov 2000 05:42:13 アメリカの大統領選挙の影響を受け、というようなスケールではありませんが、小生も辛気くさく今年の釣行記録を再集計することにしました。日数では１０月末での集計が４０日ということでしたが、再集計の結果では２二日減って３８日。本日現在４２日という感じで、年頭の目標であった５０日は相当頑張らないと厳しい状況。年末に向け仕事も忙しくなるので、ちょっと心配です。 コイ釣りの方は、今年は現時点では８５匹。片瀬川で６０尾、鶴見川で２５尾という感じで、平均のサイズ的には片瀬川が６６cm、鶴見川が６２cmとやっぱり片瀬川の方がサイズは大きいようです。９４cmを釣ってしまったので、基本的には心残りはないのですが、出来れば年内にフライで８０ＵＰをゲットしたいものです。 シーバスは今年も気合いが入らず、春に釣れたフッコ５６cmと夏のセイゴのみと酷い状況。共に運河筋なので狙いのリバーＳＢではありません。年内にはもう一匹と行きたいところですが…。まあこっちは難しいかも。

■一流半のすすめ

14 Nov 2000 06:34:09 どうも最近は、人間が枯れてきてしまったのか、かってのように馬力がなくなってしまいました。まあ何となく落ち着いてきたという事でしょうか？そんななかで考えてしまうのは、人は一流を目指すべきか？という問いです。 一流はこの上無き世界、二流はモノマネ、三流は数にも入らず、といった感じでしょうが、一流というのはキリがありません。放っておけば抜かれてしまうし、そもそも何で必要かということまで遡ると、しかとした答えは出てきません。原始的、本能的なものが尻を叩いていることでしょうか？ むしろそのことにこだわる余り、周囲を傷つけたり、時として墓穴を掘ったりもしてしまいます。ちょうど良い加減でとどまることは殆どなく、オーバープレゼンスになってしまいがちです。 一方、何にでもフォロワーの二流というのでは、せっかくの「個」も死んでしまいますし、この世に生を受けて生きていく限りは、数にも入らない三流というのでは、ちょっと寂しいです。 どこかちょっと光るところがあるけど目立たない。そんな一流半の世界に、小生はもっとも惹かれてしまいます。

■ラーツケラー

13 Nov 2000 07:27:38 日に日に寒くなって、だんだん朝起きるのが億劫になってまいりました。厚い雲がかかった寒い日は、つい１１月から一気に冬支度となってしまう、北ドイツの風景を思い出してしまいます。そして寒くなっても、なくならないのが食欲。今日はドイツのレストランの話をしたくなりました。 ドイツの知らない街で美味くて値段も手頃な料理が食べたかったら、まず「ラーツケラー」に行くことをお勧めいたします。これは市庁舎（ラートハオス）の地下（ケラー）にあるレストランで、ある規模になれば、ほとんどのドイツの街にはこのラーツケラーがあります。 これは中世の時に市民への福利厚生事業の一つとして、市庁舎でビールやワインを醸造して、市民に振る舞った名残のようです。大きな街より、やや小さい街の方が趣のあるラーツケラーがあるようで、小生のお気に入りは北ドイツの真珠と呼ばれている小さな街「ツェレ」のラーツケラーでした。会社からはクルマで小一時間かかりましたが、そこにお客様をよく連れて行った想い出があります。 ワインも美味しく、料理も安くてウマイ。ということで大好評でした。ただし給仕する時間はのんびりとしたもので、７時から始まってメインディッシュが１０時ということもありました。まあ、こういうことからも欧州のゆとりを感じてしまうのです。

■オービス復活

12 Nov 2000 04:36:31 長年のコイ釣りで酷使され、ジョイント部が曲がってしまったフライロッド、オービストライデントが、治療のため米国に移送され、このたびようやく戻ってまいりましたので、昨日午後に、新宿のサンスイまでピックアップに行きました。 手にして「あれっ？」何か違う。そうです、小生のトライデント（９０６）は廃盤モデルだったために、米国本社でも補修部品のストックが切れて、なんと新品、新モデルに全とっかえということでした。そういえば修理はだいたい三ヶ月かかると云っていたのに、ちょっと早いなと思っておりました。そういう意味では「復活」というより、「進化」というべきかも知れません。 新モデルは９フィート６番というのは一緒ですが、「トライデントＴＬ MID-FLEX6.5」というタイプ。ジョイント部の破損と云うことで一万円の費用がかかりましたが、買い換えを考えたらはるかに得です。 このようなシステムは他の米系ロッドビルダーも導入しており、スコットなぞは完全無償修理体制とか。ＣＳ（顧客満足）指数がポイントとなる米国ならではのスタイルに、あたらめてモノへのこだわりと自信を感じます。 前のトライデントは、二年前の「回帰マス連絡会」でのオークションでゲットしたもので、それもムフフ価格でしたので、今回のリプレース含めて、まさにオービス様々という感じです。 この「FLEX」という概念はアクションをあらわしていて、他の米国ロッドに比較すると、テーパー的には、ポイントがやや手前になりスローな感じです。前のトライデント９０６もそうでしたが、スローならではの釣り味は良いわけで、そんなことから、バットのパワフルな、ファーストテーパーのスコットは片瀬用、オービスは鶴見川用という使い分けにしようかと思っております。

■川崎市の水道水源

11 Nov 2000 10:34:54 小生の住む川崎市は、基本的には渇水の心配のないところですが、これは別に多摩川のわきを流れているためではなく、そのほとんどを遠く酒匂川や相模川から引いた原水を導入しているためです。都内より平均的には水道水質が良いのは、この原水の違いかも知れません。 一部は多摩区の井戸を水源ともしておりますが、多摩川（稲田堰）同様にこれらは少数派で、実は遙か彼方にある酒匂川からの水は日量５０万立方ｍで、総浄水量のおよそ半分にもなります。これに相模川水系の水を加えると、軽く８０％を超えてしまいます。 こんなわけで、川崎市民には多摩川のみならず、酒匂川＆相模川両川には川崎市は大いに恩恵を受けているいうことを知っていただきたいものです。 注：工業用水では、平間浄水場など、多摩川の水はかなり使われているのも忘れてはいけませんが…。

■Deutshewine

10 Nov 2000 05:15:23 さすがに寒くなってきますと、ビール党の小生も他の酒に目が移ってしまいます。氷点下の時期でもコンスタントにビールを飲み続けるドイツ人はやっぱ凄いな〜と思ってしまいます。 ドイツ人にとってはいつでもビールと思いきや、ドイツにあるブドウ畑は１０万ｈａで、そのうちの８７％は白ワイン用のブドウ。そんなわけでドイツワインを語るにはやはり白ワインということになります。 もともとはローマ人が持ち込んだものであり、それ以前は「タキトゥスのゲルマニア」に書いているように「ゲルマニア民族は大麦や小麦から醸造した下品な酒を飲み、すこぶる酒好きである」と、ビールの類一辺倒でした。 ところが今やドイツワインはしっかりとドイツの食文化にへ根を下ろしております。やはりフルコースの正餐ではワインとなります。お手軽なテーブルワイン(Tafelwine)もいいですが、お勧めは「Ｑ.ｍ.Ｐ」というラベルの付いたやつ、これはドイツ国内のブドウを使って、ドイツ国内で醸造されたもので、いずれも出自のハッキリしたもので、味の方もまあ間違いありません。ただし高級品は甘くまろやかになる傾向があるので、ボトルに「Trocken：辛口」と書かれたタイプのものが料理にも良く合うでしょう。日本人には「Kabinett：早摘み」と記載されたものが、比較的軽く辛口でお勧めします。 ちょっとマイナーですが、小生はビュルツブルグ近郊のフランケンワインが好きです。これは普通のワインボトルではなく、ボックスボイテルというビワのような形のボトルで、味の方も比較的シャープなものが多いようです。

■鶴見川の旧跡

8 Nov 2000 08:09:41 誰もがドブ川としか見てない鶴見川にも、いくつかの旧跡があります。市が尾には横穴墓群があります。これは有力農民の墓と伝えられております。鶴見川上流のこのあたりは古墳も多く、なかでも稲荷山古墳は「谷本川(やもとがわ：この付近の鶴見川の通称)の王者の古墳」とか呼ばれているようで、その昔この付近を治めていた人とその家族の墓だそうです。 また支流の黒須田川の脇には「権現様の湧水」などがあり水がわき出ております。この水は王禅寺層といわれる１００万年前の地層から出ているそうで、谷戸からの、こうしたわき水が集まって鶴見川が作られたようです。 こうしてみると鶴見川もなかなか捨てたものではないでしょう。

■ベルリン

7 Nov 2000 05:24:55 どこでもいいから住みたい街へ住んで良し、と云われたら、小生は迷うことなく「ベルリン」を選ぶでしょう。華やかな街、気候のいい街、自然の多い街など世界中にはもっと人気のある街はたくさんありますが、小生は、どことなく煤けていて埃っぽいこの街に、もの凄く惹かれてしまいます。 ドイツに住んでいる人でも、ベルリンには行ったことがない、という人は結構おります。冷戦の陰を引きずるこの街の空気を敬遠しているのかもしれません。小生は９２〜９５年にドイツにおりましたので、９０年迄の東西に割れていたベルリンには行ったことがありませんでしたが、それでも街のあちこちに、長い冷戦の歴史の焦げ臭い香りを感じることが出来ました。 食べ物は国際都市ですので、世界各国の料理はありますし、文化的には東側の遺産も含めてごちゃまぜの街なので、ドイツには数少ないアジアからの異邦人でもあまり違和感がないところです。 ウンター.デン.リンデンという、どことなく暗い東側の大通りを歩いたり、静かに流れるシュプレィ川の畔を散策するときに、この上ない心のやすらぎをおぼえてしまうのです…。 えっ、誰ですか？シュプレィ川にばかでかいコイが居るからだろうと言っている人は！

■サクラマス放流会

6 Nov 2000 07:06:09 昨日は、うまい具合に天気予報も外れて、とっても良い天気でした。小生は娘を連れて、相模川河川敷でやっている「回帰マス連絡会」の放流会に参加。 昨年は風邪でパスしてしまったので、二年ぶりの放流会参加となりました。今回の放流場所は小生の好きな寒川橋下流ではなく、馬入橋上手の花畑の脇。 雨のせいでしょうか、濁りはけっこうありましたが、生きた魚に触れることのない娘にとっては、なかなか出来ない魚との接点を作るためにも、参加してよかったと思いました。河原で食べる豚汁も美味かったし。 ただ護岸の整備は進んでいるようですが、川の方は年々汚れてきているような印象。多摩川や鶴見川のように流域の人口がサチっているようなところとは異なり、相模川流域はまだまだ人が増えているためでしょうか？ 人が増えると川は汚れる、でもきれいな川になって貰いたい。人と川との共存を考えていくと、釣り人と魚との共存ということも重なって、なにやら自己否定にもなっていくようで、悩ましい問題です。

■神田川の汽水域

4 Nov 2000 07:49:41 三連休、中日の今日は天気も良いようですが、明日からまた崩れるようで、どうも良くありませんね。明日は天気次第ですが、恒例のサクラマス稚魚放流会に出向こうと思っておりますので、少々心配です。 さて今日は汽水域の話題。先日、神田上水のことを調べていましたら、まあ当たり前のことなのでしょうが、神田川にも汽水域というものがあるようです。隅田川との合流部にあたる柳橋あたりはそうだと思っておりましたが、はるか上流になる、中央線の車窓から見える、飯田橋あたりからがそうで、このあたりに来ると落合浄水場の窒素とリンの非常に多く混ざった水が、海水と希釈してやや下がるという結果が出ているようです。お茶の水駅の下あたりには、けっこうデカいコイが悠々と泳いでおりますが、あれも汽水域効果なのでしょうか。

■ドイツ人の休暇

3 Nov 2000 09:55:15 最近は、風邪が流行っていて、小生の勤め先でもゴホゴホいいながら働いている人が、目立ちます。日本企業の職場ではごく普通の光景ですが、ドイツではとんでもない話になります。 ドイツでは病気をおして職場に出たり、年次休暇を利用して病欠することは美徳とは見なされません。病気なのに責任感で出勤してきても、能率は上がらないうえ、部署内で他人に感染してしまうので、上司から自宅に帰るようにきつく云われます。また病欠と休暇を混同することも嫌われます。 休暇はリフレッシュするためのもの、病欠休暇は病気快復のためのもの、と定義が異なりますので、組織としてこれは混同してはならないようです。ある人が一年半病気のため休職して、会社に復帰したら人事部より「去年と今年の年次休暇の未消化分があるので消化するように！」との通知が来たそうです。 また４０歳を越えると、二年に一度「クア権」というのが貰え、医師の診断書（簡単にもらえる）があれば温泉保養地などで心身のオーバーホールが出来ます。費用は保険でカバーされて、クアで何週間か休んでも、本来の年次休暇は別にとれます。 そういえばドイツにいたときに、保険でメガネ更新はフルカバー（二年に一回）でしたので、ここぞとドイツ製メガネを買ったりしたことを思い出しました。 このように、ドイツでは社会的な厚生福祉インフラが、日本とは比較にならないくらい良好なのです。同じ敗戦国でゼロから出発しても、これだけ差がついてしまうのは、理由はただ一つ「国民の一人一人の意識か高い」という点です。

■いい塩梅（あんばい）

2 Nov 2000 07:26:16 明日から折角の三連休ですが、低気圧も接近しているようで、あまり良い感じではありませんね〜。まあ多少のハザードはプラスでしょうが、濁流となると川釣りにはアウトです。 さて今日はシオの話です。魚料理と塩は切っても切り離せません。塩にはタンパク質を凝固させて、味を引き締める作用があります。中途半端な量では却ってタンパク質を溶かして不味くなってしまうので、かける塩の量は気合を入れた方が良いようです。魚の表面がベタベタするようですと、塩不足です。いい塩梅の目安は魚の重さの５％ということです。

■でっかい穴と地球人

1 Nov 2000 05:01:54 １１月に入り２０世紀もあと２ヶ月、そう考えますと何やら感慨深いものがあります。２０世紀最後の５０年間で、私たちは地球という星を、ものすごい勢いで汚してしまいました。来るべき世紀の最大の課題は、なにをさしおいても、やっぱり「環境」ということになるのでしょうか。 今年の８月に出来た南極上空のオゾンホールは、じつに２９００万平方キロと史上最悪の大きさになったそうです。この主因はフロンに加え「炭酸ガス」のようです。上空に炭酸ガスの屋根が出来つつあるため、下の温暖化とは逆に、成層圏が冷えてしまいオゾン層の破壊を加速する雲が発生しやすい状態が続いたためとされております。９月から、ようやく縮みはじめましたが、あのでっかいオーストラリア大陸の約４倍というから半端ではありません。 ９０年代に入り、フロンガスによる破壊などでオゾンホールは年中行事の様相を呈しております。紫外線もかってのような、健康な光では無くなってきております。蛇足ですが、本当は夏以外でも、晴天の日に屋外で過ごす際は、紫外線対策（帽子、長袖、サングラス、ＵＶカットクリーム等）をシッカリすることは重要です。 このままではいずれ、人は夜しか外出できない環境になってしまうことは避けられません。もちろんそのときには多くの動植物は絶えてしまっていることでしょう。年頭にＨＰにも掲載しましたが、企業や行政のみならず、個人レベルでも、この地球の病状が加速度的に悪化していることを真剣に考える時期にきているようです。

[ Back ]