Hiyorimi-Note

■ウィルス駆除ソフト

30 Sep 2003 07:36:25
一時期ほどではありませんが、いまでもウィルスメールはけっこうあります。これに対して重宝しているのが、以前、ここでもオススメしたプロバイダーのウィルスチェック。母艦（リブ）、ＰＤＡ（シグマリ）、カミサンのＰＣといろいろな経路でメールを送受信している身としては、入り口で撃退してくれる便利なシステムだと感じています。

ところが、これだけではやはり危険なようです。ＰＤＡは対応ウィルスが殆ど無いのでいいとして、リブの方もＯＳも古いしメールサーバーを押さえておけば大丈夫と、ウィルスバスターをカミサンのＰＣに移転してしまっておりました。ところが先週末、久しぶりにウェブを見ていたら、トレンドマイクロのサイトで追加ライセンスのセールス（来月下旬まで）が載っていたので何となく購入。
これをリブに再インストールしました（実際は、追加ライセンスはウィルスバスター2003専用なので、Win95のリブでは動作せず。カミサンＰＣとのライセンス再入替えを行いました）。
そしてスキャンしてみたらビックリ。意外にもワームが一匹潜んでおりました。おそらくメディア経由か、ウェブコンテンツから侵入してきたのでしょう。プロバイダーに任せっきりにするのではなく、やはり端末レベルでの防御も必要だと身をもって理解したというわけです。

■ＴＳＵＮＡＭＩ

29 Sep 2003 07:36:34
関東でも揺れを感じたほどの十勝沖地震では、六百人近い人が怪我をしたそうです。震源が沖合だったので津波の影響はかなりのものだったようで、襟裳岬周辺では四メートルぐらいの高さにもなったとか。これではたまりません。実際、今回の地震では釣り人三人が行方不明になっております。早く見つかるように心からお祈り申し上げます。
たしかに夜釣りをしていると、水際には意識が集中しますが、沖合にはほとんど関心を向けません。ブワッと来たら、いくら泳ぎが達者でも、とうてい対処しきれないでしょう。震源が近ければ、揺れを感じてから時間的にも逃げることは困難です。とくに周囲に人目がない夜間の場合は、流されても救出が遅れることは必定で、やはりライフベストは必要だと感じました。
怖いのは汽水域でも一緒で、今回のケースでは河口から十一キロまで津波が遡ったそうです。河口部がラッパ状に開いている河川では、さらに波高は上がってしまいます。河川内といえども油断は大敵です。地震国に住んでいる以上、いつ何時遭遇するかも知れませんし、相模湾や東京湾には地震の巣があると云われておりますので、とくに夜釣りをされる方は、沿岸、河口～汽水部スルーして、ライフベストを着用することを強くお勧めしたいと思います。

■てぐす

27 Sep 2003 12:26:51
死語寸前ですが、今でも釣り用語として辛うじて残っている「テグス」。語源は馬の尻尾か何かだと思っていたら、これが大違い、もともとお隣中国広東省に居る「テグスサン」というガの幼虫の名前から来ておりました。幼虫の頭を切り落として背中を割いて絹糸腺を取り出し、これを酢に浸して引き伸ばすと糸状になるそうです。そして、これを陰干しにして作り上げたものを「テグス」と呼びました。
ただ、面白いのは中国ではこれを釣り糸としては使わず、日本に輸出する薬の包みの梱包に使用しておりました。なかなか切れずに、しかも水の中で目立たない、ということに着目した日本人が、これをハリスとして使い始めたというものです。大阪の漁師のひらめきだったようですが、中国ではテグスを釣りには使いませんでした。泥のような中国の河川には透明な糸が必要になるようなことがなかったためです。

■魚猟手引

26 Sep 2003 07:13:56
この書は天保年間の釣り指南書で「かわがり手引」と呼びます。これには当時盛んだった川漁の方法が図面付きで描かれており、例えばコイの捕り方などは笑えます。川底に四角形の網を敷いて、その中央に稲穂を付けた竹枝を立てておくというもの。コイが稲穂を食べるときに枝が揺れ、その先に付けた鈴が鳴ります。そこで川岸から糸を引くと網の縁が閉じてコイを包み込むという仕掛けだそうです。かなりのんびりした漁法です。
ウナギについても、沢山のミミズに糸を通して、数珠のようにして束ねると貪欲なウナギは口一杯にエサを頬ばるので、ハリ無しでウナギが釣れてしまうというもの。これは今でも地方では川漁師が時々使っているという話を聞きました。学習効果無し、二百年近く経ってもウナギはウナギなのでしょう。

■寒江独釣

25 Sep 2003 06:18:39
小生の好きな漢詩に次のようなものがあります。唐の詩人「柳宗元」による「江雪」と呼ばれるものです。

千山鳥飛絶
萬徑人蹤滅
孤舟蓑笠翁
獨釣寒江雪

雪降る冬の風景を表しているのでしょう。「重なる山々には、飛ぶ鳥の姿も見えず、あらゆる小径にも人の足跡がなくなってしまった。雪降る川面には、一つの小舟が浮かび、蓑笠の老人が独りで釣り糸を垂れている。」という風景になります。
後世、明の時代に「寒江独釣図」として描かれており、初めは小生、これを見て漢詩を知ったという訳です。
そして小生的には、およそ魚釣りというものがここまで昇華できたら、もはや言うことはなし、という感じです。ここには「道楽」とか「漁」とかの俗世的な言葉は似合いません。
楽しい釣り、気楽な釣りというのもいいですが、自然や魚と対峙するのではなく、自然に溶け込む世界、いつの日にか、こういう魚釣りを出来るようになりたいものです。

■新幹線品川駅

24 Sep 2003 07:28:21
関西から配信します。今回は休日に出かけるということで、時間の遅い飛行機にしました
西日本に出張などで出掛けるときに、新幹線にするか飛行機にするか悩むケースが、来月以降さらに増えそうな感じです。新幹線品川駅の開業で、アクセスがさらに良くなったからです。
のぞみが一時間当り最大三本から七本にまで増えるので、時間待ちにくわれる飛行機よりもドアツードアでは早くなるでしょう。停車駅も増えているようで、行き先などによってはかなり便利になりそうです。ただし個人的には移動時間＝疲労度、という感覚をもっているので、疲れを最小限に抑えたいときは飛行機がオススメ。今後も早朝や夜の移動は、おそらく空路を選択すると思います。
また閉所恐怖症の方などは新幹線の方が、外も見られるし、一般席でも座席ピッチは飛行機のスーパーシート並ですので、こっちの方がいいでしょうね。さらには駅弁を食べれるというのは大きなポイントでもあります(笑)。
新幹線の旅客シェアは、東京－大阪で七割、東京－広島では四割ということですが、年々航空機に奪われているというのが実状です。品川開業で、はたして何処までテコ入れ可能なのか、非常に興味あるところです。

■冷夏の恩恵

22 Sep 2003 06:47:33
季節の移ろいは早いものです。うだる残暑から一転、今朝などは木枯らしを連想するような肌寒さを感じました。
残暑は厳しかったですが、７～８月と今年の夏も９３年以来の冷夏。平均気温も戦後五番目だったといいます。完璧に予測を外した気象庁は、あれこれ言い訳をしておりますが、夏物商戦や行楽地ではかなりの打撃だったようです。いろいろなところから恨み節が聞こえてきます。自然界でもアブラゼミの初鳴きが平年より遅れたり、コメの不作が起きる一方、ススキの開花は早まってしまうなど、いろいろ影響が出てしまいました。まあ全般的には、ろくな事はありませんでした。

ところが冷夏で助かった世界もわずかながらありました。夏場が涼しかったので、沿岸で毎年起きている青潮が、今年はほとんど発生なし。このために湾奥のアサリは何年かぶりの大豊漁となっているようです。
青潮はひょんなきっかけで起きますので、まだまだ油断できず、これからも要注意ですが、身近なところでの冷夏の恩恵の話は嬉しいことです。そうなると彼岸ハゼも期待大。今年は久々にハゼ釣りにでも出向くことにしましょうか。

■生類憐みの令

20 Sep 2003 08:15:22
今も昔も魚釣りを好む人は多くおりますが、道楽とはいえなかなか命がけの時代もあったようです。１７世紀後半、徳川五代将軍綱吉が発した生類憐みの令は、今でも悪法として有名ですが、魚釣りも多大な被害を被ったようです。
特に当時は獣肉を食べる習慣がありませんでしたので、魚は庶民にとっては貴重なタンパク源でした。これらを制限されたのですから、社会生活へのインパクトは多大です。鮒、鯉に始まり、ウナギ、ドジョウなどの淡水活魚。いけすのタイ、スズキなどの海水魚、更にはアワビやサザエなど貝類まで取引禁止となったから凄い話です。
初めは商取引から始まりました。とくに貝やエビなど、活きたまま取り引きされる魚介類への規制は厳しかったようです。干物などは規制の対象外でした。やがて食べるための飼育も対象となり、そしてとうとう魚釣りにまで規制がかかるようになりました。魚釣りが見つかって島送りなどというのが茶飯事になったようです。（さすがに漁師は例外）
被害に遭われた方々にはお気の毒としか申せませんが、誰しも悪法と感じていたらしく、綱吉が死んだ日に即日廃止されたようです。

■老人と川

19 Sep 2003 08:55:35
先日の敬老の日の新聞には、我が国の６５歳以上の高齢者が二割近く（２４００万人）にもなったとかいう記事が載っておりました。少子化の流れのなかでニッポンの高齢化は急速に進行しており、あと十年もたてば四人に一人が高齢者という事態がまいります。こうなったときに、社会構造がどう変化しているのか非常に心配ですが、少なくとも今より活性化していることは、先ず考えづらいことです。

小生的には地球規模では温暖化と人口爆発、ニッポンで云うと高齢化と巨大地震、というのが四大懸案事項だと感じております。数年もたてばヒマヒマ老人が、あちらこちらを徘徊する図式が容易に想像できますが、年金生活ということでなかなか贅沢な振る舞いは出来ません。そこでのオススメは魚釣りです。そして小生的には、海釣りのような金もかかって（近くに海がある人は別）危ない釣りよりも、池や川の釣りをイチオシとしてみたいです。
比較的近郊に、ちょっとした釣り場は必ずあると思います。そして、そこでは雑っ魚からコイあるいはウナギやナマズなどのニッチ魚群など、攻める対象には事欠きません。投資も初期投資だけで、ランニングコストはかなり安いです。５００円のミミズで何日間も遊べるでしょう。ファイトを楽しみたい人はコイやレンギョ／ソウギョなども選択できます。シルバー世代が増えるに従って、川釣り人口が増えて、そして淡水魚や河川環境への社会的関心が高まってくれれば、これほど嬉しいことはありません。

■パン餌は万能

18 Sep 2003 07:23:33
最近はトーンダウンしておりますが、小生の好きな釣りの一つにパン餌流し釣りがあります。パン餌はコイだけと思いきや、たまにはナマズも来るし、ハワイではリーフフィッシュ爆釣という体験もあって、小生的は完璧に信頼しているエサです。
伊東大川での話ですが、春にパン餌で狙うとスズキやイシダイが良く釣れるらしいです。どちらも悪食なので何でも食べる結果、たまたまパンに喰らいついたという説もあるのですが、やはりパン餌には人には分からない「魔力」があるのでしょう。
江戸川ではこれで選択的にアオウオを上げる人がいるし、ハワイ島のカイルアコナの港では、他のエサを見向きもしない青物でも、パンをつけて流すと一発で来ると地元のアングラーが教えてくれました。
先日、研修会で久々に会った昔のボスから「最近は江ノ島（境川）でコイ釣りしているのか」と聞かれて、忙しくて疲れてなかなか行けませんと答えたところ、「そいつぁよくない、趣味も生活の軸にしなくちゃな」とか言われてしまいました。どうも忙しさにかまけてゆとりがなくなっている小生。秋は少し本来のパン餌釣りスタイルに戻して、生活を仕切直しするのも一手と考えております。

■トップリーグ

17 Sep 2003 08:00:05
巷では阪神の優勝騒ぎでワイワイしておりますが、いまや小生、プロ野球はほとんど無関心。昔のドラキチぶりは何時の日か忘去の彼方に走り去って、いまはＪリーグサッカーにかなり入れ込んでおります。
そしてあらたな関心事が出てきました。それはラグビーです。大学リーグはもともと好きでしたが、今年から始まった社会人トップリーグにも注目しています。ハイレベルのリーグを築くことで、人気低迷の日本ラグビー活性化のために、１２チームを選出して総当りをするという、この新たな試みは、うまくすると日本のラグビー認知度ＵＰのみならず、実質的なラグビーレベルの底上げにつながるかも知れません。
勤め先からの要請もあって、先日も秩父宮に第一節を見に行ってきました。猛暑でしたが、以前とは比較にならないほどキアイの入った試合が繰り広げられました。ラグビーが敷居が高いのはルールの複雑さですが、今回からアナウンスで「…です。これはかくかくしかじかのファールで、相手方のスクラムに変わります」とかいう補足説明が入るようになりました。根っからのラグビーファンには多少うざいかもしれませんが、カップルなどで来た場合には、彼女にいちいち説明しなくていいので、これはヒットだと思います。認知度をあげたりファン層を広げるためには必要だと思います。
とてもＷ杯が来月から始まるとは思えないほど、日本のラグビー界はしけっておりますが、トップリーグのキックオフと供に火がついてくれればと思います。競技場で見る場合は、サッカーよりも一体感が沸き熱くなります。入場料も安いので一度秩父宮を覗いてみてください。

■パウゼ

16 Sep 2003 07:32:27
季節の変わり目となるこの時期、大気が不安定で晴れていると思いきや、いきなりどしゃ降りの雨に変わったりします。昨日も川崎村では夕方、滝のようなような大雨に見舞われましたが、何とかぎりぎりセーフで外出先から戻りました。目論んでいた釣りは中止と相成りました。
そう云えば、先週九州に行ったときに、もの凄い大雨に見舞われました。これは韓国に大きな被害を与えた台風十四号の影響だったようです。これもバケツをひっくり返したような雨でした。これも予定していた行動を妨げられましたが、諦めのいい小生、予定を切り替えて目にした床屋に飛び込んで、のんびり散髪をしてやり過ごすことに致しました。地方だと料金が安いうえ、意外といい腕前でした。怪我の功名という感じでした。
まあ、それはともかく基本的には小生、雨は嫌いではありません。雨が恵みを運ぶ云々という大袈裟なことではなく、雨で水をさすこと、それ自体に意味があるように思えます。言いかえれば「走り続けていては駄目、たまには休憩も必要よ。」ということなのでしょう。九州のときに、床屋からでて真っ先に目に入ったカフェの名前が「パウゼ」（ドイツ語で休息）とかいう名前。妙にそのときの心象風景をはからずも当てておりました。

■野菜浄化

14 Sep 2003 08:00:33
どこの止水域でも、アオコなどの水質悪化に頭を悩まされているようですが、水耕栽培の野菜をいかだに乗せて、湖の水質浄化をはかろうと云う試みが宮崎県で始まったという記事を目にいたしました。
この野菜、中国の「空心菜」とかいう、なにやら立派そうな名前ですが、実はこの野菜、食べてもいいのですが、すごいのは根っこのパワー。１ｍにもなる根から窒素やリン、アオコなども吸着分解してしまうそうです。おそらく生命力、繁殖力もすごいのでしょう。湖にプカリと浮いた中華野菜いかだが、水中の有機物をガンガン吸い取るという図式だそうですが、果たしてそんなに首尾良くいくのでしょうか？原産地の中国では湖のアオコ対策に四苦八苦しているとも聞きましたし、同じく浄化力のあるとされたホテイアオイで広大な湖が埋め尽くされたという話も聞きます。。
魚も動物も、困ったときの対策として外から移入するケースが過去いろいろとありましたが、初期はともかく、その後は広範に繁殖してしまい、あらたな問題を引き起こしてきたのが、過去の「学習」でした。食糧対策でやってきたウシガエルとその餌アメリカザリガニ、あるいはライギョ。水草対策で移入したソウギョ。いずれも今や厄介者扱いです。
これら、机上の計算は予め「理路整然と」行われたのでしょうが、なかなか人の浅知恵の通りにはいかないのが自然界。「空心菜」少なくとも第二のホテイアオイにならないように、十二分に留意してほしいと思っております。

■村祭り

13 Sep 2003 07:19:27
今日は三連休初日ですが、小生は何故か研修。ということで多少へこんでおります。

先日、夏の終わりを告げるお祭りが開かれました。川崎北部の多摩丘陵部は昔から農村地帯だったので、マンションが建ち並ぶいまでも、あちこちで「村祭り」があります。囃子や太鼓の音を聞いていると、身体のどこからか弥生風ＤＮＡが反応して、何となく嬉しくなってしまうから不思議です。
子供にせがまれ？近所のお稲荷さんに行くと、数多くある露店のなかから選ぶのは、ハナタレガキのときによく食べたあんず飴とかソース煎餅、金魚すくいを冷やかしながら、ラムネで締めるというのがいつものパターン。さすがに今年はかき氷の売れ行きはよくなさそう。その分お好み焼きやじゃがバターが売れている感じでした。どれもこれも、いまやコストは割高ですが、お稲荷さんにテラ銭が行くのでこれもまた仕方なしという気もします。
よく揶揄して「川崎村」と称したりしておりますが、そこかしこに、こんな祭りが残っているから言えること。お稲荷さんも祭りもないような街はこっちから願い下げです。

■トラベルキャリー

12 Sep 2003 07:03:33
今日は大雨の九州から配信です。
日本は均質社会なので「あの人はちょっと変」というと、間違いなく悪口にあたってしまいます。そんなわけで、オリジナリティがなかなか醸成しづらい社会構造になっていることは周知の話です。
海外へ旅行や出張に行くと感じるのがそれ、日本人がもつバッグの７～８割が、キャスターが二個付いた四角のキャリーバッグというのは笑えます。斜めに倒して引くので、四輪に比べますとやや重いのですが、スーツケースのように車輪がうるさくなくスマートです。かっては、海外の空港で見かける日本人はほとんどがスーツケースだったことを思うと、この日本人行動の、異様なまでの均質さを図らずも感じたというわけです。

前置きが長くなりましたが、そんなわけで、今日はキャリーバッグの話題をしましょう。小さめのタイプならば、その気になれば機内に持ち込めるキャリーバッグは、かなり昔から欧米人が一部使っていて、これはいいと小生もラーク社のそれを十数年前購入しました。今の流行とは違って厚さ方向に二輪が付いているタイプです。その当時は日本人でこれを使っている人は見かけませんでしたが、かなり重宝しました。車輪幅が狭いので段差を斜めに通過するときによく倒れてしまうのが難点でしたが、混んでいる場所や電車内通路などの狭いところでも引っ張れるメリットはありました。今回のドイツ出張でも活用したのですが、よる年波に勝てず？帰ってきたときにとうとうキャスターが破損。このタイプは車輪がバッグの角に位置しているので、衝撃を受けやすい事もあるのでしょう。キャスター保護カバーもろともひん曲がっておりました。
まあ、他の部分もかなりくたびれていたので、これは寿命と云うことで破棄。修理出そうにも日本で売っていない型なので、多分難しいでしょう。国内出張のバッグも破損したので先月破棄しており、今年これでお釈迦は二つ目になります。次の出張のバッグを探すことになりましたが、へそ曲がりの小生、おそらく流行のキャリーバッグは今回購入することはなさそうです。

■焼魚あれこれ

11 Sep 2003 07:47:03
羽田から配信します。怖れていた「ＳＡＲＳ逆襲」が始まりそうな案配ですね。この秋は中国含めてアジア行脚を予定していたので、ちょっと困った事態になりました。妙な場所（伝染病研究施設）で起きたことなので、一般化しないことを強く期待してます。

国内出張でホテルに泊まると、朝飯バイキングで必ず出ているのが「サケの塩焼きもどき」です。もどきと云う訳は、塩焼きではなくスチームかなにかで蒸したやつだからです。
そう思っていたら、デュッセルドルフのホテルでもこれが饗されました。
敢えて独断すれば、サケの美味しい食べ方は「刺身」「塩焼き」「ソテー」「スモークサーモン」「鍋」の順でしょう。刺身は旨いものの、寄生虫の恐れもあって日本ではあまりオススメしませんので、やはり塩焼きが一番です。焼くという原始的な行為は、魚の旨味を引き出すベストの方法ながら、焼き加減という難しさもあって、十把一からげで処理する朝飯には、簡単で失敗の少ない蒸し焼きを選択するほうがコスト的に安いということになるのでしょう。そう云えば吉牛の牛鮭定食もラップに入ったサケ切身を茹でたものだったようです。これではサケであってサケでない、とクレームしたいところですが、値段が値段なので諦めざるを得ません。
焼魚というと、その昔はどこの家にも七輪があって、これを庭先でぱたぱた風を送りながらサンマやイワシなどを焼いた記憶が、小生自身もかすかに残っております。本当はガス火などより炭火がベターなんですがね。
そう云えば先日発見したのですが、日本人駐在員の必携アイテムの一つが無煙の魚焼きロースターだそうです。焼き魚は食べたし隣人に苦情を受けたくなしという人々の、福音ツールのようなものが、この魚焼きロースターだそうです。小生がいたころはヒヤヒヤしながらフライパンで焼きましたが、電熱オーブンだったので良く失敗しました。それでも焼き魚の旨みは何にも代え難いものがありました。

■ベルリンZoo

10 Sep 2003 07:55:29
昨夜の月と火星のランデブーはなかなかのものでした。人間、いつも下ばかり向いていると駄目ですね。夢をもつようなゆとりが欲しいものです。すこし心の緊張を緩めるために、ちょいと動物園詣でなどは如何でしょう。

先日の出張時、フライトまで一時間ほど余裕があったので、ふと思い立ち、ベルリン動物園を覗いてまいりました。３５ｈａということですので、ベルリン動物園はめちゃくちゃ広い動物園ではありませんが、千五百種以上が飼育されていて、この点で世界一だそうです。（ちなみに旧東ベルリンにｓも対抗上、平和記念動物園なるものがあって、ここは１３０ｈａと馬鹿でかい）
歴史のあるアクアリウムもあるのですが、今回は時間もないので省略。狩猟民族の国だけあって、人気があるのは猛獣や狩猟対象。熊やヨロイサイなどは人だかりが多く、オオカミなども群で飼われていて、なかなか迫力があります。ガラス越しですがすぐ傍まで接近してくると、さすがにビビリます。
ここにはパンダ君も居るのですが、いつでもぐうたら寝ているパンダはドイツ人の嗜好にミートしないらしく、檻に行っても見ていたのは小生だけでした。日本では人気があるパンダ、やはり農耕民族と狩猟民族の違いでしょうか？
限られた時間内でしたが動物園詣で。こうしてまた時間に追われる生活に戻ると、あれは決して無駄な時間ではなかったな～と思っております

■独国ネット環境

9 Sep 2003 07:38:07
今回のドイツ出張では、いつものシグマリとリブレットの二つを持参。出張中いくつかの社内決済が必要だったので、ブラウザ制限でシグマリでは難しかったためです。それを除けば初代シグマリでもほとんど問題はありませんでした。既報のとおりモジュラーインターフェイスは問題なし、バッテリーもネックにはならず、やはりシグマリのモバイル性はすごいです。
ところが、一点だけ問題がありました。ケーブルではなく、いくつかの飛行場やラウンジで無線ＬＡＮ環境が提供されていたところについては、シグマリも残念ながらアウトです。後継のシグマリⅡ／Ⅲならばともかく、いまや古い「CE2.11＋PocketIE3.01」という組合せではソフトやドライバーの問題などもあって、そう、た易く環境設定も出来そうにありません（注：頑張れば可能）。ホットスポットは羽田その他でも増えてきており、ネット環境は急速にワイヤレスＬＡＮに移行しつつあります。モデムでジーコジーコという時代では、もう完全になくなってきたことを、しわりじわりと感じました。モバイラーの端くれとしては、このあたりに向けて、シグマリをチューンアップすべきかどうか悩み始めました。でも面倒だな～。シグマリⅢを買ってしまおうか。

■ウナギＤＮＡ鑑定

8 Sep 2003 07:56:28
お陰様で七万ヒット達成！皆さまのご訪問まことに有り難うございました。今後ともニッチな話題でシコシコ続けていきますので、宜しくご支援のほどお願い申しあげます。

欧州に行くと魚屋の店先にぶら下がっているウナギの燻製。ツチノコのような風体からすると、とても日本のウナギとは同じ生き物とは思えませんが、これが蒲焼にでもなると、一見したところは見分けがつきません。
コスト安ということで、徐々にヨーロッパうなぎの輸入が増え続け、いまでは市場に出回っている蒲焼の大半を占めるほどになりました。味は並べて食べ比べれば、違いは明確に分かるものですが、濃い味付けのタレだらけにして、もっともらしく重箱に収まって出されると、それなりに食べられてしまいます。ヨーロッパウナギに問題があるということではなく、問題は欺いて食膳に出すという行為、あるいは国産ものとか称して販売する行為に腹が立つということです。
これに限らず、ＪＡＳ法の改訂にも拘らず、水産物の不正表示は相変わらず続いているというもあって、業界のモラルの低さは際立っております。そんなこともあって今回、農水省はウナギのＤＮＡ鑑定に乗り出しました。全国小売三千店舗と加工業者百社に対して、出荷先や出荷量の調査とともにＤＮＡ分析も実施し、ヨーロッパウナギかニホンウナギかも判別していくそうです。これで実態が白日のもとにさらされることになりそうです。

■FISCH & FANG（その二）

5 Sep 2003 09:30:07
今日は北陸に日帰り出張、ということで羽田から配信です。いや～、なかなか休むヒマがありません。(^_^;

さて件のドイツ釣り雑誌、それ以外でも怪しい大物はいっぱい出ております。ヒゲダラ「Dorsch」などの海水魚も一部載っております（体重２１キロ！）が、あとは殆どが淡水魚です。川釣りファンとしては、読んでいて嬉しい限りです。
コイ科でも大きいヤツが記載されていて、ヘラブナに似た「Brassen：７．１キロ」とか、タナゴをそのまま巨大にした感じの「Rotauge：１．６キロ」とかいう感じです。ニシンに似た「Rapfen」は大きな辞書にも記述がありませんでした。釣れたのはネッカー川、ウェイトも６．８キロなのでニシンではなさそうです。面白いのは「Barbe」で、直訳すると「二ゴイ」。風体も似通っていて笑えますが、ドナウで上がったのは何と３．９キロもあります。我が家の水槽で、テトラミンをつついている、５～６センチのチビニゴイの親戚とはちょっと信じがたいですが…。
それぞれ、釣れた場所と餌が記載されているのですが、面白いのは餌です。ウナギは主力はミミズ系「Tauwurm」なのですが、活き餌？もあって、上記の「Rotauge」が上げられておりました。これは直訳すると「ウグイ・アカハラ」なのですが、体高があってとても正しい訳とは言えません。そもそもネコまたぎのウグイでは釣りエサにならないでしょう(笑)。探したのですが、日本での必殺エサ、ドジョウの記述がありませんでした。もしかしたら、これはアジア固有のベイトフィッシュなのでしょうか？
あとは、サシ系で「Maden」とか出てますが、獲物が獲物なので、きっと日本のサシよりデカイのでしょう。それとも房掛け？…ウェッです。
それから、ねりエサ系で「Teig」なんて記載がされていました。考えてみればルアーというのは、世界各地どこでも使える云わばグローバルなエサなのですが、このようなローカルのねりエサをまるで違う地域で使うと、いったいどのような結果（成果）が出るのか出ないのか、非常に興味尽きないところです。

■FISCH & FANG（その一）

4 Sep 2003 08:55:21
今日も名古屋から配信。マイナーながら注目していたＪ２、新潟－川崎戦はまたもや敗退。これで今期三敗目、がっくしです。

さて、フランクフルト空港で買ってきた釣り雑誌が表題のこれです。市中の本屋ではなかなか見つからなかったのですが、やっと最後に見つけました。数種類の釣り雑誌が棚にあって、トラウトのフライなどが記載されていた「エレガントフィッシング」などと云う本は常識的なのでさておき、いちばん怪しい内容のを選んできました。
主たる対象魚はウナギ・ナマズ・コイ・川カマス、パイクなどなどで、巻末には読者投稿の５～７月分釣果ランキングが出ておりました。なかなか面白いデータですのでご紹介します。まずウナギ（Aal）は２．９キロが一位。コイ（Karpfen）は３１．４キロ、川カマス（Zander）は１３．２キロ、パイク？（Hecht）は２１．７キロなど、スケールが違います。ポイントでは湖沼も一部ありますが、ドナウやライン川などの記載が多く、なるほどという感じです。そしてナマズ（Wels）の部では何と７４．３キロというのがトップで載っておりました。ちなみに七位でも５２キロです。こりゃいったい何者だ！？

■昇格弁当

3 Sep 2003 08:40:21
帰国してからも腰が落ち着かず。今日は名古屋行脚です。本当は名古屋ではなく「新潟」に行きたいところですが…。理由はというと。

もっか新潟、広島とＪ１昇格争いの渦中にいる川崎フロンターレ。今日はアウェーで首位新潟と大決戦。過去三勝十一敗、今年は勝ち星無しの二敗という天敵なので、一ファンとしては何としても応援に行き、片目を開ける手伝いをしたいところです。
さて、そんなフロンターレファン積年の思いを果たすために、今回はあらたなグッズが登場。その名も「昇格するぞ！弁当」。今週末六日以降、ホームゲームの日は、等々力競技場と市内のローソン数店で限定販売ということになりました。あまりにストレートで、もう少し上品なネーミングもあるはずですが、やっぱこの当たりが川崎のダサさを物語っているのですが…。小生的には心は一緒。
包みには石崎監督や選手のイラストが入っているそうで、次のホームゲームでは小生もゲットしようかと目論んでおります。いろいろなシチュエーションで「あと一歩で昇格」などという人も少なからず居るのではないでしょうか？
そういう人たちにも御利益がでそうな昇格弁当です。金６００円也。見かけましたら是非ともお買い求めくださいませ。(^_^;

■ビール三昧

2 Sep 2003 12:44:29
ドイツに行って何はなくともトライするのは生ビール。黒も小麦など。いろいろ種類には事欠かないのですが、やはり小生的には日本風のピルスナービールです。総じてドイツのビールはライトですが、これはドイツの乾燥しきった気候に本当にベストマッチです。不思議なもので、これを日本で飲んでもあんまり物足りません。日本は日本のビール、ドイツではドイツのビールということでしょうか？
いろんなところで色々な銘柄を飲んでいると、不思議に贔屓のブランドが出来てきて、「この街ではこれを飲みたい」ということで、そうそうチャンスの少ない旅行者は絞込みをおこないます。ぐいっと一杯、「ああこの味なんだよな～」などど知った風なことを言いながら、時差ボケの頭をなだめるために、仕事での付き合いも含めて、今回ほど日夜ビールばかり飲んでいた出張も珍しかったです。それにしてもドイツ人は慣れているのか、ビールぐらいでは顔色一つ変えず、つまみも取らずにグイグイと行くのには驚きです。気が付くと、こちらの方は酩酊寸前というのがいつものパターン。
家に戻ってきて体重を量ったら、なんと出張前よりも二キロ以上太っています。出張で体重が激減するのは幾度も経験してきましたが、増えたのは始めての経験。主因はビールをおいて考えられません。これでもう、しばらくビールは十分という感じです。

■欧州雑感Ⅳ

1 Sep 2003 17:34:48
やれやれという感じで帰還しました。アジア出張の時はほとんど感じませんでしたが、やっぱり日本はいいですね。

欧州雑感で大事なことを書き残しておりました。釣り雑誌と釣具店についてです。本屋で魚釣りの雑誌を探してみましたが、市内ではなかなか見つからなかったのですが、フランクフルト空港の売店にしっかりありました。開けてみると、大ウナギやナマズ、ザンダーなどなどあやしい魚ばかり。早速購入しました。
釣具屋さがしについても結構苦労、そもそも釣具屋という形式があるのかないのか、それすら分かりません。デパートのスポーツコーナーの一角に「Angeln」という釣具コーナーをようやく発見、気の利いたタックルでもあれば買っていこうかと思っていたのですが、期待に反して全然だめでした。リールもゼブコととか、クアンタムとかの普及品です。当然買うには至りませんでしたが、小道具で面白いのがありました。一つには寄せ餌をポイントに投げ込むパチンコです。噂には聞いておりましたが、現物を見てみるとなかなか感激です。
ウナギ釣りはドイツでも盛ん？らしく、ウナギ針なるものが売っておりました。それとドバミミズ用のハリです。すっぽ抜けないようになっているのでしょうか？あとは鯉釣り用の餌です。すでに団子状になっていて、練る手間はかかりません、香料は含まれているようです。なるほど、さすが合理的なドイツです。

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