Hiyorimi-Note

■クジラ談義

28 Nov 2003 07:08:41
先日、新聞にヒゲクジラの新種が９０年ぶりに見つかったとかいう記事が出ておりました。あれだけ大きな生き物でも新種発見が出来なかったのですから、これは実に愉快なことです。この地球上には、まだまだ人間どもが知り得ないことが数多存在しているのでしょう。
先日、九州に行ったときに行きつけの飲み屋で、はからずもクジラの話題になりました。学校給食で食べさせられた世代間で、妙な連帯感が出来上がってしまいました。堅くて臭くて不味いという人も少なからず居りましたが、欠食児童としては食べ応えのあるクジラは大歓迎でした。今ではとんでもなく高級ネタになってしまいましたが…。
今のクジラの需要は、おそらくはこのようなノスタルジックなことが後押ししているのでしょう。美味しい肉が安く出回っているなか、動物性タンパクでのコストパフォーマンスは抜群に悪いですから、そういう世代が居なくなるとともに、クジラの食文化はなくなってしまうのかも知れません。

■ＳＢ記録更新Ⅱ

27 Nov 2003 10:38:53
二日酔いの頭で関西から配信です。
今回は滅多に使わないスピニングタックル（バッグに間違ってスピニングリールを放り込んでいたために、途中でロッドを買ったもの）を使って釣れたということ。一日違いですが、ちょうど二年前に７２センチのスズキを鶴見川であげていること。いままで釣れたためしのない下げ潮で釣れたこと。十一月にして今年初めてのシーバス釣行だったこと。などなどの、いくつか妙ちくりんな要素が絡んでいたのですが、それでも釣れてしまったわけです。何があっても釣れるときは釣れる。駄目なときは何をしても駄目ということでしょうか？
なにはともあれ、残りの人生で、これ以上の型のスズキと巡り会える確率はほとんどゼロでしょう。従って小生的には、型狙いのシーバス釣りはこれで上がりとします、川からの配給も終了ということになるのでしょう。まあ、これでシーバス釣りを止める気はありませんが、これからは更に肩の力を抜いての釣りになることは間違いないところです。

■ＳＢ記録更新Ⅰ

26 Nov 2003 05:39:52
拙サイトにはＵＰさせていただきましたが、連休初日に鶴見川で何と９０センチのスズキを釣ってしまいました。後輩との飲み会の時間待ちで出した竿に掛かったものですが、大物は得てしてこんなときに掛かるのでしょう。
チビスケルアーだったので呑まれており、リリースは出来ませんでしたが、成仏のために持ち帰って食してみました。腹を割くと凄い量、１キロぐらいの卵が出てきて、これには心が痛みました。多摩川のオイカワを食べるときによくする、一口サイズの唐揚げにしてカボス醤油で食べてみたら、意外や意外、臭みもなく美味しいので、たくさん作って夕食のおかずにしてしまいました。ここ数年、相模川でも片瀬川でも、川に上ったスズキは臭くて食べられたものではありませんでしたが、よもや鶴見川のスズキがこれほどとは思いませんでした。腸からは２０センチぐらいのコノシロが出てきたので、川に入って間もなかったのかも知れません。

■無念

25 Nov 2003 07:27:00
すでに前節で予想していたとはいえ、フロンターレは勝点わずか一点差で昇格を逃してしまいました。残念無念です。最終節での広島戦を引分けに持ち込んで勝点差で二位、というのが小生の目論見でしたが、返す返すも湘南戦でのドローが痛かったです。
とはいえ、思い起こすと「ここ一番」というゲームでの星落としがいくつかあったことが、第四クールに来ての苦戦につながったのでしょう。なかでも新潟に勝てなかったことが大きな敗因。上位チームを食うことが昇格には必須だからです。
とはいえ京都・仙台・大分がＪ１で苦戦している現実をみると、たとえ運良く昇格しても、今のように精神面の弱さが出るようですと、相当の低位に甘んじてしまいます。さ来年はＪ１チーム数を増やすという話もあるのですが、やはりＪ２上位二チームぐらいしか上がることは出来ないでしょう。石崎監督が進めるプレッシングを中心としたチームの戦術は悪くないと思うし、得点力（８８でＪ２最多）も増していると思います。あとは集中力が足りないＤＦの徹底強化です。ときどきポッカリ穴があいてヤバイッと感じた試合ばかりでした。名ＧＫ吉原がいながら４４戦で失点４７というのはいただけません。昨年の大分、今年の広島の３４～３５程度が許容できる失点ラインです。精神力は防御力にも通じます。ここの強化が第一だと思います。
もう一つはサポーター体制です、新潟とまではいかなくとも、ホームで１～２万人はコンスタントに集める体制作りが必要です。まだ企業色がかなり強く、市民チームという点ではまだまだだと思います。川崎都民と云われているノンポリ人種を集めるには、さらにニュートラルで魅力的な後援会組織を作ることが必要でしょう。
なにはともあれ、これからもフロンターレの応援は続けて行きたいとは思っております。まずは天皇杯でＪ１に一泡ふかせてやりたいところです。

■魚釣りと健康

21 Nov 2003 05:23:22
雨と一緒に川崎に帰ってまいりました。
さて、いよいよ連休を迎えて行楽の秋ピーク、ということで魚釣りもベストシーズンに入っているのですが、世の流れに反して小生のフィールド出陣回数は激減。九月三回、十月は二回だけ。そして今月はわずか一回という有様。今年は目標は作らないということにしてますが、流石にちょっと情けない状況です。
諸事雑用とか、四十肩？とかの理由もあるにはあるのですが、フットワークの良くない一番の要因は「疲労」だと思います。魚釣りは時合が大事、ウィークディに溜まった疲れで、週末の朝マヅメが起きられないというのが痛いところ。考えてみると月～金は誰よりも早くオフィスに行って、夜は夜で仕事や接待で十二時を回ることもしばしば、これでは週末に燃料切れになるのも頷けます。以前の職場でも毎朝早く行ってましたが、接待などもなく早く帰れたので、体調的にはいいリズムだったのですが、いまは前後に伸びきっているのが辛いところです。
フィールド詣では小生にとっては健康のバロメータなので、「よっしゃ行くか～」というコンディションにならないとマズイというわけです。人に任せられるところは任せて、少し心身ともゆとりをもてるように軌道修正をしようと考え始めました。
そういえば先週、人間ドックに行って、診療が終わって薄暗い病院を出たときに、空の青さがとても素敵でした。ちっぽけなことですが、幸せを感じることってこういうことなのでしょうか。やはり健康あっての人生です。

■東京湾

20 Nov 2003 07:46:51
今日も九州は雨模様です。
情報というのは怖いもので、ある面から見た情報だけを選択すると、それが正しいと思いこんでしまいがちです。たとえば「近年、東京湾はきれいになって魚も戻ってきました」などというニュースを見ると、それで単純に嬉しくなってしまったりします。
それはそれで、好漁場などのある部分では正しいのかもしれませんが、所詮一面は一面でしかなく、そうでない部分も知らなくてはいけないわけです。メディア側からの情報は、ある思いこみや「受け」を狙うテーマが先行してしまい、バランスが欠けていることがしばしばあります。
東京湾では昨年はカニが大発生、そして今年はヒトデが大発生という感じで、生態系の本来もっている多様性とはいえない感じで、特定の種だけブワッと増えるパターンに陥っているようです。これでは健康な内湾ということは出来ないはずです。内湾の有機物浄化は、過去干潟が担ってきましたが、埋立の影響で干潟フィルター処理能力はここにきて万事休す。北部を中心に貧酸素域は広がっているようです。
不景気と云いながら残飯は増える一方、化成品のゴミはなかなか分解せず、しかもダイオキシンや環境ホルモンは沈殿物の中で、なかなか減衰しません。人は目に見える範囲には関心が行きますが、汚れ続けている東京湾の海底までは意識が行かないのでしょう。
淡水域－汽水域－内湾と、水生態系ではシームレスにつながっている世界です。河川浄化と同じ視点で東京湾の浄化についても意識を高めていかないと、将来まちがいなくヤバくなると感じております。

■田砂

19 Nov 2003 06:34:39
今週もまた九州行脚、まあ外回りのほうが気楽ではあります。田舎の風景は何故か心を落ち着かせてくれます。
田んぼで思い出したのですが、今日のテーマは「田の砂」の話。いままでカマツカを幾度か飼っているのですが、いつも昇天させてしまっております。ボケッとした魚で、愛想はないですがけっこう面白いし、飼育も本来難しくないとは思うのですが、なぜかいつも失敗。川魚飼育の本を買ってきて読んでみたら、「底砂が大磯や三色では長生きしない」というコメントが書いてありました。たしかにカマツカは砂底を好んでいて、よく潜ったりもするようですが、底砂にまであまり気を使いませんでした。大きな声では言えませんが、多摩川の小砂利を使ったりしているので、砂を敢えて買う気にはなれなかったのですが、今回新たにカマツカをガサガサでゲットしたので、底砂を市販品に替えることに致しました。
はじめはソイルでもしようかと思いましたが、アクアショップに行って「田砂」なるものを見て「これはよさそう」とビビビッと来て、これに決定。ハイセンスではないですが落ち着いた色合いで、小生の好みです。砂とは言いながら比較的粗いので、濁りも出ないうえ、角がないので魚も傷つけないというふれこみ。ちょっとすすいでから、ガバアと魚の入っている水槽に放り込みました（なんと乱暴！）。カマツカ君の様子はちょっとビックリした感じでしたが、すぐに落ち着いて、見ていると以前にも増して、かなりマッタリしている感じ。どうやら住み心地は悪くないようです。餌（冷凍アカムシ）を解かして入れると、田砂ともどもブホブホ吸い込みながら、砂はエラから排出して食べております。おそらく多摩川でもこんな感じで採餌しているのでしょう。
田砂。値段も高くないし、ナチュラルなイメージを作りたい場合は、けっこうオススメの底砂だと思います。

■とうとう拡大

18 Nov 2003 07:21:08
昨日、木枯らしが身にしみましたが、コイの世界では大嵐が吹き荒れております。案の定、ＫＨＶに冒されたコイが市中（一般河川）に出回り始めました。岡山県の川に引き続き、江戸川水系の坂川（松戸市）でもウィルスゴイが発見されました。千葉では釣堀のコイも感染していて、これは霞ヶ浦から入荷したものだそうです。川のコイは履歴書を持っているわけではないので、当然感染経路は闇。おそらくこれ以外にも広がっているはずです。
養鯉業者が売り物にならないコイを処分せず、川や野池に放つことはよもや無いと信じたいですが、可能性はまったくゼロではありません。いまでは川や池など、都市部そして近郊のあらゆるところに放たれているコイ。これだけあまねく分布していると、先ずもって伝播を食い止めることは不可能です。これから水温が下がるので、ＫＨＶの活動は鈍るということですが、そうなると来春がどうなるのか、コイ釣りファンの一人としては、非常に心配をしております。
特定の種だけが広がるとき、自然界のメカニズムは、それを抑制させようと云う働きをよくするものです。今回の騒ぎもやはり過剰放流に対する、ある種の警告なのでしょうか？

■がっくし

17 Nov 2003 07:42:05
今年のＪ２もあと二試合。復帰を目指すフロンターレ。週末はアウェー平塚での対戦で、これをいなして最終節にホームに広島を迎え、サドンデスで盛り上がろうと思っていたら、なんとベルマーレに追いつかれて勝星ゲット出来ず。広島は運も味方してしぶとく勝ったために、広島にうっちゃられてしまった。
堅くなった新潟もコケて、最終節まで若干の可能性は残されたものの、実質的にはこれで０３シーズンの趨勢は決まったという感じ。がっくしです。振り返ってみると、やはり勝つべきところで勝たなかったことが、現在の状況を示しているでしょう。Ｊ２で上位を狙うためには連敗は絶対に駄目ですが、上位同士のここ一番に勝てない限りＪ１に上がることは出来ないでしょう。なにしろＪ１ではそれ以上のチームとの対戦ばかりですからね。来年は京都・仙台・大分のいずれか二チームがＪ２に落ちてきて戦うことになりますが、成績に表れるように、チームとしてバランスは欠いているものの、いずれも強豪ばかりです。これらに対等以上に勝たねば、来年もまたＪ２で終わってしまうでしょう。
チームの抜本的な補強と、以前にも指摘したように、後援会のテコ入れが必須です。いまのままではとても市民チームという感じではありません。

■冷凍アカムシ

14 Nov 2003 08:15:42
今日は九州から配信します。
基本的には、アクアＢＯＸで飼育している雑っ魚の餌は、手間暇を考えて乾燥した加工餌を使っております。最近入居したのがカマツカ君とジュズカケハゼ。カマツカ君はテトラミンを食べてくれるのですが、ジュズカケハゼはテトラミンはおろか乾燥アカムシにも馴れてくれないので困っています。ウキゴリ説もあって同定は決定してませんが、この付近では珍しい種なので、出来れば長く飼育していきたいと思っております。

そう云えばと、淡水魚倶楽部の坂上氏が推薦していたことを思いだし、試しに餌付け用として冷凍アカムシを入手しました。おなじみキョーリン製で、その名も「クリーン赤虫」。錠剤のように細かく分かれていて、大型水槽で１～２回分毎に使い切るといった感じ。味のほうはかなり良いらしく、入れるとカマツカ君ともども競うように食べています。取りあえずこれで餌付けはスタートということで一安心。あとは頃合いを見計らって乾燥赤虫やクリルにシフトしていきましょう。

■ギョニソ

13 Nov 2003 06:44:23
相変わらず地方巡業してます。それにしても何処も寒くなりましたです。

さて今日も食材テーマです。とかくチープなイメージの先行している魚肉ソーセージですが、昭和～平成の荒波に揉まれながらも今日まで生きながらえてきたことは、ある種おおきな驚きです。
聞くところでは今年で見事半世紀たったとか。記念と云うわけではないのでしょうが、各社から魚肉ソーセージが出ているようです。なんとファンの間では「ギョニソ」と呼ぶそうです。先日、病気で留守番をしていたときに、腹が減って開けた冷蔵庫に魚肉ソーセージ（コープ製）を発見。早速食べてみました。Ｂ級グルメを標榜しているわりには、小生、魚肉ソーセージはさほど好きではありませんでしたが、久しぶりにかじってみると、なるほど遠い昔のことを思い出します。
バリッとした食感の豚肉ソーセージなどに比べますと、物足りなさは残りますが、考えてみれば現代のヘルシー志向にも符合します。マグロやなかには鯨肉も加えた製品もありますが、基本的にはタラやホッケなどの白身魚ベース。とうぜんカロリー控えめ低脂肪ということで、もう少し認められてもいいのかも知れません。魚肉ベースということならば、もしかしたら非常時釣り餌にも適合するかも知れません。小生も旅行で魚釣りの可能性がある場合は、この魚肉ソーセージを持参して、その可能性を確かめてみたいと思います。

■辛子明太子

12 Nov 2003 08:06:05
肩痛で左手が振れぬため、お気に入りの機械式時計（自動巻）が動かないことが判明。やむなく引出しの奥にあったクォーツ腕時計に変更しました。(^_^;

さて今日のテーマは食い物です。出張や旅行で土産はあんまり買わない小生ですが、なかには例外もあります。九州土産でよく買うのがこれ、辛子明太子です。空港や駅ではいろいろとブランド品が所狭しと並んでおります。はじめのうちはブランドの食べ比べなどをしてましたが、最近、小生の買うのは「無添加」のやつです。色つやは添加物や着色料の入ったのには叶いませんが、これだけ常食していると食の安全を気をつけねばと思い始めたからです。
よく見かけるのが「無着色」というものですが、これは「赤色○号」などの着色料が入ってないだけで、化学調味料や発色剤は、バッチリ添加されているようです。この発色剤（亜硝酸ナトリウム）が実はくせ者だということです。卵や肉に通常含まれてるアミンと結合すると発ガン性物質に変化するためです。某大手の無添加明太子に、なぜかこれが含まれていて、回収騒ぎになったので知っている方も多いかも。
本来は辛子明太子というのは栄養のバランスのとれた健康食。たまに買うならイチオシは稚加榮のクズもの。値段は安くて味は一緒です。添加物は入ってますが数ヶ月に一回ぐらいならば問題はないでしょう。そして小生のように、しょっちゅう食べている人は、なるべく無添加ものを選ぶようにすれは、長く付き合える食べ物です。

■四十肩再発

11 Nov 2003 04:43:13
週末は散々でした。寒くなるにつれ、ここ二年ほど鳴りを潜めていた持病の肩痛が再発。五十肩というには忍びないので、小生的には四十肩と呼んでおりますが、その痛みは尋常ではありません。この鈍感な小生が夜間病院に駆け込むほどの痛みですから（小児内科ですから診れませんと断られましたが…）。不幸中の幸い、痛めたのは左肩なのですが、それでも大変です。なにしろ眠れません。
週が開けて会社に行って、ようやく診療所で注射をしたので、おそらく数日で痛みは引くのでしょうが、いつまた同じことが起きるかは分かりません。と云うのは、医者の解説では、組織内に溜まったカルシウム片が、何かの拍子で移動。それが関節部を刺激するために起きる痛みだからです。数年前これが股関節に起きたときも大騒ぎ。一時は数日松葉杖のお世話になるほどでした。カルシウム不足に悩む人はよく聞きますが、過多というのは珍しい。周囲に比べて、性格的にあんまりイライラしないのは、もしかしたら、この効用？なのかも知れませんが…(笑)。

今回は、さすがに魚釣りに出掛けて行くパワーはありませんでしたが、招待チケットがあるので、痛みを堪えて等々力までフロンターレのサッカー応援に行きました。肩を押さえてぜいぜい言いながら応援した甲斐あって、こっちは何とか首の皮一枚で昇格争いに踏みとどまりました。肩もサッカーも早く苦しみが消えて欲しいところです。

■切り抜きに思う

10 Nov 2003 07:28:47
これまた小市民的ネタではありますが、小生の辛気くさい楽しみの一つに新聞の切り抜きがあります。もともとはホームページのテーマ探しに始めたことですが、いまはサイトに関係ないことまで広げてしまい。ある意味では収拾がつかなくなってしまいました(笑)。

始めた頃は新聞各紙を購読。多いときでは地方紙入れて四紙ぐらい買ってました。いくつかの記事（主に環境関連）をファイリングしていたのですが、そのうちに全然足りなくなり、いまは片っ端から紙袋に放り込んでいく有様。とはいえ「あのころの切り抜きはこの辺だな」とあたりをつけて探すと見つかるから、まあ我ながら大したものです。いまではマイナーな二紙を中心に、上のような荒っぽい収集をしています。新聞各社のウェブサイトも充実してきたので、いくつかはそこからも入手したりして、いわゆるデジタル切り抜きも増えつつあります。
それにしても紙面ごとに表現が違っていて、一紙だけを読んでいるといつの間にかマインドコントロール状態。あらためて読み手のしっかりとした意識が必要だなと感じています。たとえば昨日の選挙戦一つとっても、絶対値は同じはずなのに各紙での表現はずいぶん違います。一紙だけ見るとまさに偏見を植え付けてしまいます。要は誌面に出ていることは鵜呑みにはするなということでしょう。これはいつの世でも一緒です。

いっぽう、サイトというのは言うなれば情報発信の基地ですが、個人的には情報というのは「いろいろ詰め込まねば、あらたなものは出て来ない」代物だと思っているので、ジャンクっぽいのも含めて、これからも切り抜きはシコシコ続けていこうかと思っております。

■コイも大変Ⅱ

8 Nov 2003 07:31:10
案の定、コイヘルペスの感染はひろがり、そして風評被害もあいまって、全国の養鯉業者は大騒ぎという事態になってしまいました。茨城県ではコイ移動禁止令まで出たようです。霞ヶ浦の業者に云わせると「底の砂利採集で、最近とみに水質が悪化してきたのも原因」とか。小生は細菌には明るくないのですが、ウィルスの活動は、ウィルスの存在だけでなく「環境」が引き金になるとかいう話を聞いたことがあります。エイズもＳＡＲＳも、ウィルスそのものはずっと昔から居たとか。環境が変わったこことでウィルスに「活動指令」が出るということでした。
いまの霞ヶ浦の自然環境が、日本の内水面の標準から大きく離れているとは考えにくいので、生け簀周りの環境や飼料の条件などで、何か「指令」が出たのでしょう。これ以上のウィルス侵入を阻止することや、感染拡大をつぶすことはもちろんですが、養殖環境を抜本的に見直さないと、いずれまた同じことは起きると思います。

■アクアＢＯＸ再開

7 Nov 2003 06:50:12
先週、つながらない、つながらないと文句を言っていた、シグマリ弐号機の公衆電話赤外線ポート経由での配信、調べてみたら赤外線ポートをＣＯＭポートとして使うパッチを入れることを忘れていました。パッチファイルをモバギのサイトから拾って入れてみたらあっさり開通。これでパーフェクトな小生風味シグマリ再生です。(^o^)v

さて今日の話題、アクアＢＯＸ。先月は家を空けることが多かったので、水槽の掃除ついでに中断してましたが、寒くなるまえに入居人募集ということで、また再開しました。とはいえ、昨今の激務に休日は疲弊しきっているため、メンテに時間を割く余裕もなくなってきたので、ちっこい水槽でチマチマやることに致しました。

入れたのは個人的な好みで底棲魚中心。カマツカ君とジュズカケハゼ（ウキゴリ幼魚という説も捨てきれず、怪しいので最終同定はもう少し時間要す）。おなじみスジエビ君も入れたのですが、大人しいカマツカ君に馬乗り？になって、チクチクいじめるので放逐。中層が寂しいのでオイカワ幼魚一匹を加えてわずか三匹。とはいえ、疲れて帰宅して、グラスをチビチビやりながら魚と睨めっこをしていると、何となく安らいで来るから不思議なものです。やっぱり小生は小市民？

■イノシシに学ぶ

6 Nov 2003 07:23:09
月が変わって朝晩は結構寒くなってきました。寒くなると料理屋で出てくるのが「シシ鍋」。もっとも大半はイノブタだそうですが、その野趣ある味わいは結構好きです。イノシシは偶蹄目には珍しく多産系、一回の出産では二匹から十匹ぐらいの子供を産むそうです。縞があるのでウリ坊主とも云われている奴です。多産系の生き物というのは生存率が低いというのが通り相場ですが、いかにもバイタリティ溢れている感じのイノシシも、この生物界の例に漏れず生き残りは大変だそうです。猪突猛進というぐらいですので、その突進力は凄いのですが、初期に自爆を繰り返したためなのか、学習していて背後が見えない対象には突撃しないそうです。
よく田畑を荒らされないように、シシガキというトタン板で畑を囲うのですが、一見ペシャッと倒されてしまうようなこのシシガキ、意外と効果があるそうです。イノシシは足が短いので向こう側が覗けません。そんなときイノシシはすごすごと引き返すらしいです。山中でイノシシに遭遇して向かって来られたら、傘を広げるとやられない、という話もどうやら正しいようです。ビニール傘を使った実験では、後ろが見えているので、やられたそうですが(笑)。
阿呆だと笑うことが出来ますが、考えてみればヒトもそれぞれの人生で似たようなことをしています。何かにぶつかったとき、単なるトタンか、それともコンクリか。自らを傷つけないように慎重に引き下がるのか、覚悟を決めて頑張ってぶつかっていくのかが試されるときです。イノシシから学ぶのか、それともイノシシを越えるのか、次のトタン板で小生もイノシシのことを思い出したいと考えています。

■バス駆除

5 Nov 2003 05:17:52
拙サイトの「水辺にて（ガサガサ）」にＵＰさせて頂きましたが、先日のガサ入れで初めてチビバスをゲットする羽目に陥りました。
考えてみれば、都市近郊の水系でガサガサをやっていて、これまで遭遇しなかったのが不思議なぐらいです。日ごろはブラックバス駆除推進論を唱えている小生ですが、現実問題として、網の中で跳ねているバスを目の前にすると、なかなか駆除の手は動かないものです。だいいち魚としてスタイルは格好良いし、チビバスならば憎々しくないのでなおさらです。
博愛精神との葛藤に悩みましたが、大して環境の良くない野池に一生懸命住んでいる雑っ魚君たちの将来を守るために、心を鬼にして「駆除」させて頂きました。合掌。
当然、あとには嫌な気分が残りました。何でこんな思いまでして殺生をしなくてはならないのか悩みますが、浅薄な考えでバスをあちらこちらに違法放流している輩に、改めて怒りの思いを振り向けることで心を整理するしかありません。バス擁護派がよく言う「バスには罪はない」という言葉はよく分かりました。でも擁護することが、あらたな殺生と生態系の破壊をうむ芽になるということは否定できません。
辛いことですが、バス害魚論の一里塚は、目の前にいるチビバスを心を鬼にして駆除することから始まる、ということを小生なりに認識した次第です。

■コイも大変

4 Nov 2003 06:27:27
汚いドブ川だろうと潮っ気の強い汽水域だろうと、どこでも元気なコイ軍団には死角なんぞまるで無いと思っていたら、霞ヶ浦の養魚場でヘルペスウィルスで大量死とかいう記事が出ておりました。牛やハクビシンに続いて今度はコイ君が騒ぎの渦中に。これで全国の養鯉業者は大変なことになるでしょう。
なにしろ数にして数十万匹、約六百六十トンというから尋常な規模ではありません。先月中旬から発症して一ヶ月であっという間に広がったようですので、これまたすごい伝染力。あのパワーあふれるコイがやられてしまうのですからね。これもイスラエル、インドネシア、台湾などから入ってきた外来ウィルス。
近年は錦鯉も輸入品が増えており、これに付いてやってきたのかも知れません。広大な利根川水系ですので、感染がこれ以上広がらないことを望むばかりです。

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